

心理カウンセラースタッフ日記:ホルン奏者の性格学
私の家に近くは学校があり、吹奏楽部があります。
最近は、何か演奏会があるのか?昼夜問わず、楽器の練習の音が聞こえてきます。
上手で有名な学校ですので、「頑張ってるな~」と思いながら聞いています。
私も学生の時は吹奏楽部でした。
ホルンという楽器で、(丸いかたつむりみたいなやつ)、吹奏楽やオーケストラには欠かせない存在です。
全ての楽器には、色んな役割がそれぞれあるのですが、ホルンには独特の存在価値があるのがその理由だそうです。
楽器にはザクッと種類が分かれていて、
トランペットやトロンボーンは金管楽器。クラリネットやフルートなどは木管楽器。
吹奏楽にはありませんが、バイオリンなどは弦楽器。そして打楽器(パーカッション)。
(懐かしいですね~~。)
ホルンは金管楽器にはいるのですが、他の楽器と比べて音域が幅広く、また音の質などから、金管楽器と、木管・弦楽器をつなぐ役があると習いました。
スコア(指揮者等がもつ、1つの楽曲に対して全ての楽器の演奏する楽譜が載っているもの)では、上から順に、音が高い楽器の楽譜から、音が低い楽器の楽譜がならんでいます。
ホルンは中音楽器なので、本来はトランペットとトロンボーンの間くらいに入ってくるのですが、「つなぎ役」の証拠に、木管楽器と金管楽器の間にホルンが表記されているのです。
しかも、ホルンパートの和音のキレイさが常に求められていますので、同じ楽器同士でも周りの音を聞き、バランス良く、そして他の楽器のサポートを(後打ちで)する。
それがホルンの役割なんです。(もちろんメインとなるの曲もありますが!)
トランペットのように、常にスターではないのです。
この楽器を長年していたせいか?もともとの性格がホルンを呼び寄せたのか?←どちらも強化されたか?
私の性格にピッタリはまります。あえてネガティブに書くと。
「つなぎ役」・・・う~ん、父と母とのつなぎ役をしていたな~。
「バランス良く」・・・周りに目を気にして、気を使いやすい。
「スターでなく、周りのサポート」・・・前に出ない、引いて収まることを善しとする。
面白いですね。ちなみにこれは、私の勝手な解釈です。
しかしやっぱり、プロから見ても楽器別に奏者の性格がタイプ別ができるようで、「オーケストラ楽器別人間学」という本が出ています。
本から引用させてもらうと・・・ホルン奏者の性格は
「忍耐強い寡黙な人(おお~)。
音域は極めて広く、それもまた奏者の性格に幅と余裕をあたえることになる。細く張りのある高音は強い意志力を、鳴りわたる中音は人間的な幅の広さを、グロテスクな低音は若干のサディスト的傾向をもたらす。(最後、当たってる!)
・・・・・
ホルンはたいへんに音がはずれやすい楽器であり、その演奏には多大なリスクをともなう。このことは奏者にオーボエ奏者と同様の、神経質で不機嫌な側面をあたえる。(笑)
・・・・・
ホルン奏者は、楽譜をほとんどつねに移調して演奏しなくてはならないため、その思考経路はきわめて複雑になる。結果として、ホルン奏者は単純なことも複雑に考えずにはおれないという、熟考癖のある人間となりやすい。」
うわっ、当たってます~。
単純なことも複雑に考えずにはおれないという、なんてまさにそのとおり。気難しいんですね・・・。
全てをホルンのせいにするわけではないですが、成長期にこの楽器を好んで選んで演奏していたとなると、全く関係なくもないと思います。
やっぱり、楽器選びと元々の性格は相互関係があるのかな!
難しくなく、楽しめますので是非読んでみてください^^オーケストラ経験者には当たりすぎてて怖いかも。
「オーケストラ楽器別人間学」(茂木大輔著)
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