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答えだし

こんにちは。

今日はTKN心理サロンの13回目の専科生の卒業式でした。

 

今回で卒業生も145名を超えました。

卒業生達がカウンセリングの花を、いっぱい咲かせてくれるのを期待しています。

 

卒業式の中でも触れていたのですが、先週・その前も16歳の悲しい犯罪がありました。

犯罪自体はしっかり償ってほしいのですが、カウンセリングの立場からして、

彼・彼女達の「こころの叫び」を聞いてほしいのです。

こんな事件を引き起こしてしまった叫びを。

コメンテーターたちは、「発達障害」と簡単に答えを出してしまいます。

確かに間違いはないでしょが、果たして答えを出してしまって良いのでしょうか。
答えを出してしまえば楽です。

それで「ちゃんちゃん。」と終了です。

 

でもこれでは、本当の謎が解けません。

こんな事件を起こしてしまった本当の真意が(こころの)
私達は悩みを抱えたとき、そのままでは苦しいので答えを導きます。

答えさえ出れば「すっと」します。

まるでのどに引っかかった骨が取れたように。

ともかく謎が解ければ楽になるので、こんな行動ばかり取ります。
でもこれは、方程式を使って答えを出しただけです。

Aの問題にはAの答えをと同じで、答えの出し方を知っているだけなのです。

もしこの方法が正解ならば、謎が解けたのですから、同じ事で悩む事は無い筈です。

でも悩むという事は、答えは別に有ると言うことです。

「真の答えは、頭で考えた答え以外にある。」なのです。

折角「こころが叫んでくれた。」のですから、

しっかり受け止め、聴き、見つめ「真の答え」を見つけてほしいのです。

こころと身体のバランスの取れた精神発達が出来た人は、この世の中にどれだけの方が居られるでしょうか?

特に「思春期」は特にバランスの差が激しいときです。

それを、みんな苦しみ、何とか乗り越えて、一般的な許容範囲内で収まっていきます。

でも、その範囲を超えて暴走してしまった!

謎を解かない限りこんな悲惨な事件が続きます。

 

簡単に答えを出して結論付けるのは、私達大人たちの「逃げです」ともかく私達が楽になるための!

 

今、子供達は「警笛」を鳴らし続けてくれています。

警笛を鳴らしてくれている間に、しっかり対峙しましょう。

それが私達大人の責任です。

根は深いです。

もっと悲惨な事件が起きる前に!

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