エサレン研修レポート 2003年
第6回エサレン研修レポート
今年は生徒を7名連れ総勢9名
(ひとりはJTBのツァ-コンダクターで、心理学に関してまったくの素人です。
その為に又違った発見ができました)で行いました。
いつもながら、エサレンに着くと別世界です。
都会の人工音から自然が奏でるなごみの音。
もうこれだけで生徒達は、ビックリします。
みんな初めはヒソヒソ話です。
今回は、ひとつのクラスに全員が参加しました。
ラッセル・デルマン&リンダ・デルマン夫婦の『Essential Happiness:ムーヴメント』です。
ムーブメントは、身体全体を自然な状態で滑らかに動かす事をします。
本来、私たちの身体は滞ることなく滑らかに動いているものなのです。
常に動かなければそこは壊死してしまいます。
ところが、不安・心配・恐怖・悲しみ・苦しみなど(こころの緊張)があると、
身体のどこかが緊張し、
堅くなったり、
冷たくなったりして自由に動かなくなります(ブロック)。
一番自然体の身体が、「赤ちゃん」です。
赤ちゃんは自分の意志で身体を動かさずとも、常に滑らかに動いています。
一番ケガレの無いこころの状態です。
問題を抱えている人ほど、身体は堅くギコチなく動きます。(肩こりなどもそのひとつです。)
ムーヴメントは、
滑らかにユックリ身体を動かす事により、
自然な身体の動きを取り戻し、
こころの緊張をほぐします。(私共のボディーカウンセリングと、同じ事目的としています)
こころの緊張がほぐれると、
心の奥に閉じ込めていた「内なる声」(インナーチャイルドの声)が沸いてきます。
その声を、しっかり受け止める事により、
こころを解放する事を目指します。
今回、ワークを受け生徒達から出てきたものは『恐怖』でした。
「見捨てられる恐怖」
「傷つけられる恐怖」
「裏切られる恐怖」
「受け止めてもらえない恐怖」いっぱいあります。
だから、甘えられない。
もし甘えれば、
裏切られる
傷つけられる。
この思いが無意識の中に刷り込まれています。
この恐怖があるので、『本当の自分』が、出せないのです。
例として、
幼い頃、親に甘えたい(受け止めて欲しい)と思って甘えたら、
親から拒否され傷ついてしまった。
もう二度と同じ思い(傷つく)はしたくないから、
もう二度と甘えない。
この恐怖を少しでも感じたら、自分の殻に閉じこもりじっと耐える。
その方が傷つかずに済むから。
おかげで、人が信じれなくなってしまう。
今、生徒達はこの『恐怖』の謎を解くため、
各自が心の中に植えたエサレンの種を育てています。
いつの日か花の咲く時を信じて!
今回は、昨年までワークショップを行ってくれた、
「エサレンフレンド」ノエル・マップスッテドが
ワークができなかったからといって、
わざわざエサレンまで私たちを訪ねに来てくれ、
生徒達に『インディアンワーク・友情のタバコ』の儀式を行ってくれました。
みんな感激をし、来年も再会できる事を誓い合っていました。
又、今年のワークショップ・リーダー ラッセル&リンダ・デルマンとは帰国後も交流を深め、
来年も一緒にワークをしたいと言って、
来年私たちがエサレンにいく時に合わせて、エントリーしてくれました。
エサレンで再会できる事を楽しみにしています。
このようにして、毎年「エサレンフレンド」が増えていっています。