エサレン研修レポート 2006年
2006年 第9回エサレン研修レポート
今年は、例年に比べ早い時期、5月末のエサレン研修でした。
普段この時期のエサレンのワークは、
比較的理論的な内容が多くて、
かなりの英語力がなければついていけないワークでした。
でも、長年のエレン・ワトソンとの交流により、
私たちの希望した時期に、
ワークを組んでもらえる関係まで親密になっています。
少しでも研修費用を下げようと思い、
OFFシーズンにしたのですが、
昨今の原油値上げ、
円安などにより、
思い叶わない事態になりました。
(逆にいつもの時期でしたら、費用をUPしなければならない事態でした。ラッキーというのか?)
出発までは、まるでお決まりの如くエサレンとの予約で意思疎通が旨くいかなく
(エサレン・タイムがあるのかというぐらい、のんびりした対応です)、
てんやわんやでしたが、
総勢15名(JTBの添乗員と通訳として、紗永さんが同行、生徒の中にはハネムーン組みもいましたよ。)
みんな元気で関空より旅立ちました。
今年はUA便が取れたので、
途中カーメルでゆっくり休憩し、
余裕を持ってエサレンに到着できました。
エサレンはいつも変わらず、
静かに私たちを受け入れてくれました。
期待と緊張・不安の中、いよいよワークショップの始まりです。
今年は、エレンとダニエラによる
「The Realm of the Sensuous:Esalen Massage and Parther Yoga」と
Gordyによる「The Song of Drum」(新婚組だけが参加しました。その為内容が伝えられません。)
の二つのワークに参加しました。
パートナーヨガとマッサージを通して、
自分自身に気付く事を目指しました。
パートナーと組んで行うヨガにより普段使っていない筋肉等を伸ばして生きます。
お互いが相手の気持ちを聴きながら、
お互いにとって一番気持ち良い状態に持って行きます。
(でも本当は、とても痛かったです。普段の運動不足が分かります)
「お互いが快」この事はマッサージにも通じます。
決して自分の思いのマッサージをしても意味がないのです。
押し付けのマッサージになります。
相手の身体にタッチしながら、相手の思いを聴きながらマッサージを行います。
「お互いが快」を目指して。
ヨガ、マッサージを一生懸命練習していると、
生徒達に色々な感情が吹き出してきました。
「泣き出す生徒」、
「怒りの感情が吹き出す生徒」、
「自分の殻に閉じこもる生徒」など色々です。
今まで「親にとって良い子」演じてきて幼い時より知らない間に飲み込んで、
心に吸収していた「感情」が飛び出してきたのです。
でも、感情を出してホッとしている気持ちと、
出してしまって「罪悪感」を持ってしまっている気持ちの葛藤が始まります。
(親の刷り込みのせいです)
どちらも「今、ここにいる私」です。
どちらが良い悪いも無いのです。
この思いに答えを出す事、事態が間違いです。
「今、ここで感じている私」大切にして行こう。
「良いも悪いも」無い総てが「今の私」なのです。
こんな事をワークを通して体感してきました。
「好きな私」「嫌いな私」その「総てが私・今、ここにいる私」なのである事を!
「ゲシュタルトのテーマ」体感させられました。
「統合・全体性」
やはりエサレンは素晴らしい所です。
何も語らず、
何もせず、
只「優しく受け止める」だけの安心感。
エレンありがとう。
ダニエラありがとう。
エサレンフレンドありがとう。
そしてエサレンありがとう。
来年もエサレン研修を行います。
エレンに来年も一緒にワークを予約してきました。
(エサレンでは特別待遇みたいです。こちらからワークを希望する事は)
2007年5月13日よりエサレン研修を行います。興味ある方はぜひ参加してみてください。