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心の叫び・投影法:子供の叫び

私共の講座の中に、色々な「投影法」の講座があります。

色を塗ったり、絵を描いたり、文章を書いたり、箱庭療法もその一つです。

何気なく、

塗った色、

描いた絵、

想像で作った文書、

砂の上に置いたおもちゃ等に、

クライアントも気づいていない「こころの叫び」が投影されています。

 

 

私達カウンセラーは、

その叫びをしっかり聴き、

受け止める事がとても大切です。

と言うよりは、

その「こころの叫び」を聴けなければならないのです。

 

折角、クライアントが叫んでくれてるのですから!

 

ある投影法の講座のとき、こんな事がありました。

その講座は「SCT]といって、

短い言葉に対して、文章を作っていくテストです。

講座の一週間後、

ある生徒さんがSCTの心理テスト用紙を診せに来ました。

「娘にさせたので、問題点を教えて欲しい。」と訴えてられました。

 

この時、私は

「折角、娘さんがテストをしてくれたのだから、

あなたがしっかりテストを診て、

娘さんのこころを聴いてあげて!」と答えました。

生徒さんはキャトンとした顔をして

「答えを教えてくれないのですか。」と言われました。

 

折角、娘さんが親御さんに「分かって欲しい」との思いで、

テストに一生懸命吐き出し、

訴えて(本人も気づいていない、無意識の世界の出来事ですが)いるのですから、

私が聴くのではなく、親御さんがしっかり聴いてあげて欲しいのです!

 

こんな事が続けば、娘さんのこころの中には「何を言っても聴いてくれない。」

結局、肝心な時に「こころを開かない」ことになります。

 

 

しっかり、「こころの叫びを聴く」事を大切に!

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