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巣立ち: 生きるもの
2007.05.29
先日まで元気だった、ツバメのひな鳥たちが、昨日から姿が見えなくなりました。
どうも、昨日の明け方の冷え込みが災いしたのか、
それとも外敵に襲われたのか?
自然界の厳しい掟があったようです。
親鳥達は、ひな鳥たちがまだ眠っていると思い、
一生懸命エサを口にくわえて運んできていました。
いつもは、親鳥が巣に近づくと、
ひな鳥たちは、我先に鳴きエサを貰うのですが、
反応が無いので傍の電線に止まり、待っています。
片方の親鳥は一生懸命エサを採りに行き、
電線に止まっている親鳥にエサを渡していました。
その姿を見ていると、とても悲しい思いでした。
何かの間違いで、
今日の朝には元気なひな鳥達が、鳴いている事を願いましたが、
空しい願いでした。
巣立ち羽ばたく姿を、心待ちにしていただけに!
学校に出かけるときに巣を見ると、親鳥が巣の傍でじっとしていました。
子を思う姿でした。
人間の世界だけでなく、
動物、生き物の世界でも「子を思う姿」に代わりが無い事を、
実感させられました。
今の世の中、案外人間の世界の方が、薄情かもしれません。
出来る事ならば明日、ひな鳥の鳴き声が聞ければと、心から願います。
天国へ巣立っていったのかな?