吸入:ゲシュタルトの気づき
今月に入って、毎日3回の吸入をしています。
これが至って大変です。
昼間の講座の合間に2回しなければならにので、必死の状態です。
実は、「声帯肉芽腫」を作ってしまいました。
職業病とでも言うのでしょうか、困ったものです。
この世界に入るまでは、家が工場を経営していたので、
機械の音がとてもうるさい環境の中で、仕事をしていました。
(会話はいつも怒鳴らなければ出来ない状態で、
以前に声帯ポリープの手術をしているぐらいのひどい環境です。職業性難聴も少しあります。)
その時から、たぶん傷めていたのでしょうが、
ここに来てとうとう症状が出てきたようです。
3月中ごろに39度からの熱を出し、
その後からのどに痛みが出てきて、
ひどい時にはのどを手で押さえて痛みに耐えていました。
この状態で、今年のエサレン研修に行きました。
研修中も時々痛みが走り、辛い思いをしました。
医者に行くと、「腫瘍」が出来ている。一言。
私達にすれば、「腫瘍」=「ガン」とのイメージです。
特に、私の祖父は「喉頭ガン」、父は「食道ガン」で死んでいるだけに、かなりビビリました。
今度、細胞検査(一度失敗しています。のどが絞まって)をするのですが、
見た目では良性のようなので、一応安心させています。(自分に対し)
でも、医者にすれば専門用語で、何気ない言葉として発したのでしょうが、
受け取る患者側としては、ショックを受けると言う事を、実感させられました。
(今は、インターネットがあるので、少しは調べられましたが)
私たちも、生徒さんや相談者に対し専門用語を伝える時には、心しなければ成らない事を再認識しました。
只、この喉の痛みを、
ただ痛いではなく、
自分自身への信号なのだと受け止めています。
「このままいつもの調子で声を出し続ければ、取り返しのつかないことになるよ。
だから今までのやり方を変えていこう」と言う事だと思います。
人間は何もなければ(痛みも含めて)
問題無い、
大丈夫なのだと思います。
痛みを感じるからこそ、問題に気づきます。
今回は、この喉の痛みを信号と捉え、
声の出し方など問題点を探し、改善していきます。
どうも、「声帯肉芽腫」は完治しないようなので、旨く付き合っていかなければいけないようです。