エサレン研修レポート 2007年
2007年 第10回エサレン研修レポート
TKN心理サロンのエサレン研修も10回(私自身は12回目ですけれど)を数える事になりました。
今年は総勢16名です。
(今年もJTBの大橋さんが添乗員?・ムードメーカーとして参加しています。
通訳として現地で2年前にのワークでエレンと共に
ワークショップリーダー:ディヴィット「ChiGung/Chi Dance」の奥さん、かよさんが参加しました。)
TKNの旗も今年は新調しました。
これだけ回数を重ねれれば、
スムーズに物事が進むはずですが、
なぜかエサレンは毎回いろいろな事が起きます。
(毎回違うメンバーが参加するので、色々なテーマが顔を出します。)
予約の段階でいつもエサレンのオフィイスと旨くコンタクトが採れずトラブルが起きるので、
今年はエレンに直接予約をして貰ったおかげで、
スムーズに事が運んだのですが、
エレンが好意で少しでも料金を下げるために、
6人部屋を取ってくれました。(ただこれが、後で問題の種になるのですが!)
今年は、航空便の関係でエサレンに4:00PM過ぎに入る事ができました。
いつもなら、月曜日にエサレンの案内をかねて散策に行くのですが、
今年はその日の内に出来、
初めての生徒達も比較的穏やかに入っていけたようです。
早速夜からワークの始まりです。
今回はエサレンの一番端にある「ダンス・ドーム」がワーク場です。
毎回10分ほどアップダウンの道を歩かなければなりませんので大変でした。
(でも本当は5・6分程のはずなのですが?これもエサレンタイム?)
ダンスドームに入った瞬間から、
生徒達には緊張が始まります。
外国人達(正確に言えば私達が外国人なのですが!)との始めてのセッションです。
でもそれもつかの間であっと言う間に、みんな打ち解けて生きます。
いつもなら言葉の壁があるのですが、
今年は心理学・カウンセリング・ホリスティックの世界を知っている通訳のかよさんが、
こころ暖かい、
包み込むような通訳をしてもらえたので、
生徒達もスムーズに入り込めたと思います。
今年は今までと違って最高の通訳に巡り会えました。
あくる日から本格的なワークの始まりです。
今年は「チャクラからの感情の解放」と言えば分かりやすいと思います。
7つのチャクラにある感情のテーマを「ムーヴメント・ダンス」で表現をしながら、
「呑み込んだ感情」を「チャクラからのエネルギー解放」する事により
「感情の解放」を目指します。
流石に2回目のエサレンメンバーを早々に感情を吐き出し始めました。
(ひとり最後まで掛かった者も居ましたが!)
やがて、初めて参加の生徒達も、だんだん出てきました。
外国人メンバーが時に触れて、さり気無く関わってくれます。
「どんな感情が出ようが、それはあなた自身の叫び。
それに対して良いも悪いも無い。
総てがあなたです。
良かったね、叫べて。」と、関わってくれるのです。
おかげで、ひとり又ひとりと「こころの叫び」が安心して出せてきました。
今回は、「ネイティヴ・アメリカン エサレン族」の末裔の方々が
「スエットロッジ(サウナワーク)」を行なってくれました。
私にとっても5年ぶりの体験です。
私が以前に体験した「スエットロッジ」はワークとして体験しましたが、
今回は純粋に「ネイティヴ・インディアン」の儀式として体験できました。
真っ暗なテントの中で、真っ赤に焼いた石を入れ、薬草(ハーブ)を燃やし、水を掛ける。
するとその蒸気でテントの中は、息苦しいぐらいの熱気に包まれます。
その中でインディアンの儀式に触れるうちに、又色々な感情が湧き出してきました。
(来年のエサレンでも体験できるようです。)
ワーク以外の時間は自由です。
エサレンマッサージを受けたり、
エサレンの中を散策してり、
深い芝生の上に寝っ転がったり好きな事をします。
ただここで問題点が出てきました。
どうしても日本人同士が固まってしまいます。
自分を見つめる作業が旨くいかなくなってきたのです。
他のメンバーに影響されて。
ただでさえも、
現実の世界では「自分を殺し、相手に合わせる」事をしてきたメンバーにとっては、
「共依存」の世界が始まりました。
ひとりが「不満」の因子を吐き始めると、
他のメンバーもそれにつられる様に「不満」が顔を出します。
すると又、「不満が不満を呼ぶ」ことになり話しが盛り上がります。
(まるで井戸端会議やワイドショーの世界のような物です)
普段話さない人までが、話題に乗ってきます。
いつの間にやら、
「不満・苛立ち・怒り・淋しさ・etc・・」で充満します。
爆発する機会を求めて!
みんな本当の「怒り・不満等」の原因、
対象は分かっていてその代償と頭では分かっているのですが、
普段呑み込んでいた「感情」が納得できず爆発をしてきました。
研修最終日に、感情を抑えきれなくなった生徒達が、私の部屋に訴えに来ました。
でもこの事はOKです。
感情を呑み込んで我慢して帰るより、
ぶつけてくれる方が私にとっては嬉しい事です。
只、本当は、
みんなで「グチュグチュ」言いながら怒りのエネルギーを燃やさずに(まるで火を煽るような)、
自分ひとりの力で「自分の呑み込み抑え込んだ心の叫びを聴いて」
ぶつけて欲しかったと言うのが本音です。
しかし、普段出来ない作業をみんなの力で頑張ってぶつけてくれた事を、
大いに褒めてやりたいです。
生徒達を誇りに思います。
(朝の4時までは、ちょっと辛かった。眠い!)
今年のメンバーは、
自分の求めている「愛情」そしてその「対象」、
そして
求めても求めても分かってもらえなかった、
その「悲しみ」に気づけたかと思います。
やはり、エサレンはいろいろな事を教えてくれます。
気づき、新たなるテーマを与えてくれます。
エサレンでこころの中に植えた「種」をしっかり咲かせる事を誓って!
次回のエサレン研修は、2008年6月1日から出発します。
このレポートを読まれた方も、
来年は心の中に「エサレンの幸せの種」を植えに行きませんか!
私達と一緒に!
追加です。
私達のエサレン研修には幾つかの「ジンクス」があり、
その一つに
「添乗員にお礼のプレゼントをすると、
翌年は添乗から外れる。
又は旅行社が変わる。」と言うのがあります。
(逆に添乗員が嫌なら、プレゼントをしろもあるかな?)
3年前にJTBの大橋さんにスタッフが感謝を込めてお礼のプレゼントをしたら、
翌年には一緒にいけなくなりました。(以前は旅行社が変わりました)
ところが今年、
新人スタッフがジンクスを知らずにお礼のプレゼントをしてしまいました。
さぁー!
果たして来年は一緒に大橋さんは、
エサレンに行けるのか?
皆さん期待をしていてください!