ジョセフ・セミナー:ベア・ハグ
ジョセフのセミナーが、もう間もなく終わろうとしています。
14日より、来日して東京でマッサージ・セッションを行い、
18日より大阪でマッサージ・セッションとセミナーが始まりました。
私たちの生徒を、一日4人、を3日間プラス追加2名、合計14名を行いました。
(それ以外にも、宿泊ホテルでプライベートのマッサージを行っています。)
そして、22日・23日のマッサージ・セミナーです。
ともかく、タフの一言に尽きます。
年齢も70歳前後なのに!
ジョセフに、「疲れないかい?」と尋ねても、
少し疲れただけとしか返ってきません。
エネルギーを相手に送り、
そして相手から帰ってくる。
その循環をしているので、疲れないのだとは聞いていましたが、驚かされます。
今までに最高は、一日で10人をマッサージをしたそうです。
本当に「マッサージの申し子」とでも言えば良いのでしょうか?
それも彼は元「国際弁護士」マッサージが本業ではありません。
ライフワークなのです。
ただ、相手に無償の愛情をそそぐために、マッサージを行っているような人です。
マッサージセミナーも、素晴らしいセミナーになりました。
ただ、マッサージのテクニックを教えるのではなく、
骨格、筋肉、腱、などの動きなどを、伝えながら、
「マッサージのこころ」を伝えてくれました。
マッサージ経験者と初体験の生徒に対し、どちらもが理解しやすい伝え方でした。
普通なら、未経験組はどうしても不安や緊張から戸惑い、
取り残されそうになるのですが、みんな素直にマッサージを楽しんでいました。
よくマッサージセミナーでは、無言で緊張して、
リーダーのマッサージを必死になって見ながら、
真似て練習するのですが、
ジョセフは自分のやり方を見せて、
あとは本人たちが遣りたいようにマッサージをさせていました。
戸惑っている処、
疑問に思っている処などを聴き、
手取りしながら生徒達が分かり易い伝え方でした。
「ステップ通りに行う必要はない。
たとえ順番を間違っても構わない、
気付いた時に戻ればよい。
行っている最中に気になると思った所をマッサージすればよい。
その結果には意味があるよ。
間違いを気にして委縮するより、
マッサージを楽しみなさい。
相手の身体に聴きなさい。
ここを触ってと呼んでいるから、
そこをマッサージしてあげればよい。
相手が望んでいる事をしてあげればよい。」
まさしく「受容と共感」です。
ジョセフに15年前にマッサージを学んで、
マッサージとカウンセリングを取り入れたものが「ボディ・カウンセリング」です。
ジョセフは、生徒たちのマッサージに対し、よく褒めました。
セミナー中、私が生徒に関わると嫌がる人も居ますが、
ジョセフはすべてOKでした。
その方が生徒たちがリラックスして、
楽しみながらマッサージを行える事を、
ジョセフは感じ取っていたようです。
何も言わないうちから、
私の学校が目指している「自律」をくみ取って居てくれていたので、
生徒たちの自主性を大切にしていてくれたようです。
「相手本位」まさしく「受容のマッサージ」です。
今回、ジョセフのマッサージに再び触れることにより、
「ボディ・カウンセリング」を目指した初心に戻り、
新たに「ボディ・カウンセリング」極めていく決意を持つことができました。
スキンシップ(ハグ)を伝えることにより、
クライアントのこころに気づきが目覚める事を、
再認識させられた「ジョセフのマッサージ・セミナー」でした。
生徒たちにも、「ボディ・カウンセリング」に触れ合えて、
マッサージによるカウンセリングに興味を湧かせてくれたと思います。
また、ジョセフの包み込む
「ハグ」(白クマさんのようなハグ:ベア・ハグ)に触れ合えたことも、
素敵な思い出になっていると思います。
ハグされるだけで、涙を流す生徒さんが後を絶ちませんでした。
広島からは
「エサレンマッサージ・プラクティショナー」山下髙仙さんが
お仕事の都合でわずかな時間しか、参加していただけませんでしたが、
少しでも学びがあればと思っています。
ジョセフは忙しい方なので、
確約という事はできませんが、
スケジュールさえ合えば、
またTKN心理サロンでワークをしてくれるそうです。
来年を、楽しみにしていてください。