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教えられること
2008.12.02
講座を行っている関係上、
どうしても「教える」立場になります。
常に、アンテナを張り色々な情報を仕入れ、
それをカウンセリングの立場に置き換えて、生徒さん達に伝えています。
でも時々、逆の関係になる事もあります。
生徒さん達には、色々な職業、人生経験をされています。
単なる知識による言葉ではなく、そこにはナマの声、実際の経験があります。
実際に体験されて実感された言葉だけに、重みがあります。
説得力があります。
講座の中で、「自分を振り返る」作業をします。
そこに出てくる言葉には、嘘偽りはありません。
生徒さんが実際に体験してきた事を、伝えてくれます。
この前も、「過去はその時々の今の積み重ね。未来は、今の積み重ね。」と言われた生徒さんがいました。
上級講座の中の「森田療法とゲシュタルト療法」の中で伝える「今、ここに生きる」を実際に捉えた言葉です。
自分が、実感して言葉にした時に、その言葉は「命」を持ちます。
知識だけで伝えた言葉は「淡雪」の如く消えゆきます。
私たちは、「言葉」の重みをしっかり捉えて、
その中に含まれている「キーワード」の謎解きに、心を砕きます。
クライアントが必死になって伝えてくれている「言葉」を大切にしなければなりません。
「言霊」まさしくその通りです。
生徒さんの何気ない一言に「ハッと!」気づかされる事があります。
その言葉を聴き漏らさぬ様に、常にアンテナを張っていなければなりません。
私の方が、一杯教えられることがありますので。
案外、教えているより、
教えられている事の方が、多いかもしれません!
人生、いつも総て勉強です。!
すべてのものに感謝します。