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嫌われたくない病

 以前から、「とうとのひとりごと」の中でも取り上げてきた事ではありますが、

この「嫌われたくない病」は厄介なものです。

 


原点は、「親に対する嫌われたくない病」です。

「親にとって良い子」でないと愛して貰えないので、

親の顔色を見ながら日々努力を重ねてきた結果が、

現在の対人生活に影響を与えているのです。と、言う事は、

両親に嫌われたくないが為に、

行なってきた切ない行動です。

だから両親という、二人が対象になる筈です。

しかし、いつの間にやら

両親に似たタイプにも、同じ反応を起こすようになっていきます。


そして、そのタイプが広がっていき、

やがて総ての人に対して「嫌われたくない病」を発症しているようです。

 


「100人いれば100人とも」好かれたい!

嫌われたくない!と言う思いが強くなり、

ひとりでも嫌われたら

「もう私はすべての人に嫌われている」と言う思いに変化していきます。
 

 

そんな無茶な事をしてどうするのですか?

総ての人に好かれることなど、不可能です。

嫌う人がいて当たり前なのです。

一人でも嫌われる事は、

自分の総てを否定されることに、

思いこむ人が多く居られます。


嫌った人は、その人の価値観で「嫌った」だけです。

総ての人が自分自身を否定したのではないのです。

 


初めは、たったひとり(二人の場合も)から

「嫌われたくない」だけだったのに、

それがいつの間にやら

「総ての人に嫌われたくない」に置き換えられてしまっています。

 


この世の中には

「好きな人」も居れば、

「嫌いな人」も居ます。

当たり前です。

 

あなた自身も区別していませんか?


みんなお互い様です。

「好きな人も居れば、嫌いな人も居る」それでいいのです。

 

ご普通の感情ですから!

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