共依存
間もなく、今年の「共依存とモラルハラスメント」のセミナーが終了します。
毎回、思うのですが
「自分自身が共依存者である」
「共依存予備軍」である事に、
気づいていない人が、とても多いという事に!
私たちは、何気ない気持ちで「共依存予備軍」を行っています。
「親切」「思いやり」等、言葉を美化してごまかしています!
私どものスタッフの中にも居るのですが、
生徒さんが「トイレをお借りしてもいいですか?」
(この表現も変ですよね!公の場所でトイレを借りていいか聞くのも?)
と尋ねられると、
「こちらですよ。」と言って
トイレの場所まで案内し、
時にはドアまで開け、
照明までつけるスタッフがいます。
おかしいと思いませんか?
もうこれは「共依存予備軍」です。
その人が、
自分で場所を探せない、
ドアを開ける事が出来ない、
照明をつける事が出来ない人ならば、
してあげる事も必要です。
問題ありません。
でも自分で出来る人に対し、そこまでする行為はどうでしょう?
逆に「おせっかい」「親切の押し売り」になります。
「自分を必要として貰えることにより、自分の存在感を感じる」これが共依存です。
人に親切にする、思いやりを持つ事は問題ではありません。
その行った行為に対して、認められないと腹が立つ事が問題です。
「ありがとう」「うれしい」「親切ね」の一言を期待したら!
「人に対する嗜癖(あるものを特に好む)」があります。
危険な匂いのする人、
頼りなげで母性本能くすぐるような男に
惹かれる人も要注意です。
健全な人は「自立した人」を好みます。
「共依存予備軍」は「自立した人」を好みません。
だって自分が世話を焼けないからです。
自分が必要とされる人を好みます。
文句を言いながらも、
家族の世話を一所懸命する親御さんもです。
現に文句を言いながら、家族に何もさせませんから!
家族が自分でしようとすると、
口癖として「もういいから私がやるから置いといて」を言います。
その癖「家族は何もしない。私ばかりが忙しい!」と嘆きます!
もうそろそろ、「共依存予備軍」を脱出しませんか?