デフレ・スパイラル:廻り回って
世の中、不景気の風が吹きなんだかXmasが近づいて来ても、
こころウキウキしない感じですね!
昨年の「リーマン・ショック」以来
「デフレ・スパイラル」が起き
グルグル「メビウスの輪」の如く、
不景気が続いている感じがあります。
「デフレ」に入り物価が下がり、
買い物がし易くなると思いきや、
懐に入ってくる「現金」さえも「目減り」してきました。
まさしく「デフレ・スパイラル」です。
少しでも安いものを探し求め、経費を浮かし
家計の為と思って一生懸命頑張っていることが、
却って「自分の首」を締めている結果になってきています。
以前、「牛肉偽装事件」があった時、
偽装販売していた当事者が
「安いものにはそれなりの理由がある。
何にもなければ半額、3割引きなどの商品が店頭に並ぶわけがない。
正規の商品がそんなに安売りが出来るなら、
今までぼろ儲けをしていたことになる。
そんな訳が無い。
何かカラクリがあるから安くなる。
騙せれないように!」
確かにそうでしょ!
正規品なら値段が下がるはずがない。
「牛丼」でも、
輸入肉で製品にならない俗に言う「クズ肉」、
サイコロステーキも「半端肉」を
成形してブロックに作り上げた「成形肉」
このようにカラクリがちゃんとあります。
確かに、
経費の見直し、
流通の改革、
中間業者を省き直接仕入れることによる
企業努力でのコストダウンなどあります。
しかし、
このコストダウンにより、
中間業者は売り上げが、
下がり倒産やリストラ、
メーカー側も経費節減、
リストラを行います。
それにより、
そこに関わる従業員の賃金カット、
リストラが起こります。
またまた、「安いモノ」に飛びつく事により、
自分たちの「給料」に響いてきます。
「主婦が家計のために、
安いモノを買い求めることにより、
旦那さんの首を絞める」事につながります。
この身近なところの
「デフレ・スパイラル」はとても恐ろしい事です。
これは、私たちの対人関係にも言えます。
本人も気づいていない、
何気ない行動、
発言が
相手に嫌な思いをさします。
相手も嫌な思いをしたので、当然やり返してきます。
また他の人を巻き込みながら、
「スパイラル」が大きくなることがあります。
ほんの小さな事が、
相手を傷つけ苦しめて、
廻るめぐって自分に返ってきます。
「天に唾する」が如く、
廻るめくって来ます。