A 5Rhythms Workshop Luciaワークショップ
Luciaのワークショップが、大成功の内に終了しました。
今回は、私の予期せぬ手術のお陰で開催自体が危ぶまれたのですが、
スタッフやみんなの力添えで、
無事開催する事が出来ました。
感謝しています!
今回の5リズムのワークはEllenにより少し紹介されていたのですが、
今回は本格的なワークになり、
次のステップアップのためのワークでもありました。
Ellenが伝えてくれた5リズムのダンスの本当の意味が分かりました。
そしてダンスも!
「flowiing」 (流れ)を通して、女性的な柔らかさ・優しさを表し、
「staccato」(スタッカート)を通し、男性的な強さを表し、
「chaos」(混乱)で、女性的な柔らかさと男性的な強さを結合させます。
「lyrical」(詩的)で発展させていきます。その後に、
「stillness」(平穏)の扉をくぐります。
そして各リズムに
① 恐れ
② 怒り
③ 悲しみ
④ 楽しみ
⑤ 思いやり
の感情のテーマがあり、ダンスに表現していきます。
まるで、チューブから中身を絞り出すように、
感情を絞り出して作業をダンスでしていきます。
Luciaは、
5リズムをテーマを理解しなければ5リズムのダンスが表現、理解できないと言うので、
まずは生徒たちが理解できるように、優しく伝えてくれました。
そして自らが5リズムのダンスを踊り、
みんなに分かりやすいように見せてくれました。
「ダンスは自由に踊ればよい、時に私のダンスを真似てもよい。
仲間のダンスを真似てもよい。
ダンスに決められた形は無い。
上手いも下手もない。
自由に踊り、ダンスを楽しんで!」とみんなに伝えたので、
みんな構えずにダンスに入り込んで行きました。
時には、優しく。
優雅に。
また軽やかに。
激しく。
日頃、あまり自分を表現しない生徒たちが、少しずつ緊張がゆるみ感情が湧き出してきました。
Luciaのダンスはとても魅力的です。魅せられます。
各リズムに合わせ、感情を表現していきます。
恐れ!
怒り!
悲しみ!
楽しみ!
思いやり!
特に悲しみの感情の表現はみんなの心を捉えました。
Luciaのプロフィールから、
5年前に婚約者を亡くしている事は知っていたのですが、その真実を聴かされました。
仕事帰りに携帯が鳴り「自宅で婚約者が殺害された!」事を知らされました。
その時から5感が止まり、
まるで「心が粉々に砕け散った」思いだったそうです。
その後何をやっても感動が無い。
今まで楽しんでいた事にさえも感覚がない状態だったそうです。
そして「私にはやはりダンスしかない!」ことに気づき再びダンスを踊り出したそうです。
その結果、「ダンスのお陰で立ち直り、今にある。
だからこの度は、この自分を取り戻した思いを、みんなに伝えたい!」
彼女のダンスは真剣そのものです。
結果、生徒たちの心を突き動かしたようです。
この経験が彼女を大きく変えたのでしょう!
それ故、彼女の「気遣い」「思いやり」は素敵でした。
ごく自然に振る舞いながら!
ひとりがリーダーになり踊り、
みんなが後ろからリーダーと同じように踊る時に、
各自が自分の意思でリーダーになってくのですが、
やはり「引っ込み思案の子」は中々、前に出ません!
そんな時、Lucaiはそれとなく名前を呼びその子を前に来させダンスをさせます。
それも決して強制的な所は無く、ごく自然に!
Luciaにとっては、初めて出会う生徒たち、名前と顔は一致しません。
特に外人にとっては、日本人の名前(セカンドネイムです。)は発音が聞き取り難く区別がつきません。
しかし、まだ誰がリーダーをしていないかをしっかり見ていて、名前を呼びながら奨めていきます。
昼休み、顔見知りが居なくひとりでご飯を食べて、
一人ポツンといて居る子をしっかり見ていて、
二日目のワークのお昼には、
「みんな仲良くお昼を食べませんか!
全員が一緒になる必要はない。
しかしひとりにだけなるような事は無いように。
ひとりは淋しい。
みんな仲間なんだから!」
私も、初日に気づいていたので、
スタッフにケアをするように指示をしていました。
二日目だけを参加した生徒には、
見つけるなり傍により話しかけ、
5リズムの事を分かるように関わって行きました。
決してほったらかしにはしません。
参加者が、みんなワークを理解出来る様に、楽しめるように関わって行きました。
本当に「気遣い」「思いやり」の人です。
それもさり気なくワーク全体に「受容・共感」の安心の空間を作り上げていました。
生徒たちのフィードバックもLuciaに対して、とても好意的でした。
暖かい、
思いやりのある人、
私たちの目線でワークをしてくれる、
決して、私に付いて来いではない、私たちと一緒に歩む、
Ellenのとは違う暖かみがある、
こころの奥底を包んでくれる、
と、とても好評でした!
私は15年間、エサレンより色々力を貰いました。
生徒たちが自分らしく生きる切っ掛けを与えてくれました。
今度は恩返しの番です。
Luciaが日本で「5リズムワーク」を広めれる様に、
そしてLuciaがさらなる飛躍が出来る様に、
力を注ぎたく思っています。
採算度外視しても!
来年も開催を決めました。
2011年7月9・10日に行います。
期待してください。さらなるステージのワークショップを!