’10 第13回エサレン研修レポート
帰ってきました! それも無事に?
変な表現ですがEsalen研修期間中に、
北朝鮮による「延坪島砲撃事件」が起きましたので、一瞬ビックリしました。
今年は、15周年を記念してクールダウンの地を「ラスベガス」にした関係で研修費用を抑えるために、
「韓国:仁川空港経由(大韓航空)」を利用しました。
「延坪島」は「仁川」近くの島でしたので!
今年も、何の根拠のない状況で「大丈夫!」と言う、自信がありました。
飛行機の到着遅れ、
途中ハイウェイでの渋滞で、
Esalen到着が大幅に遅れてしまい、
着くと同時に「日が沈む」状況でした。
(季節が冬である事を忘れていました。例年は夏に来ていたものですので!)
今年は私の恩師のひとりであります、
「CPIキャリアプロセス研究所」の
松下由起子先生とその生徒さんとも一緒に研修を行う事になり、
総勢19名(内、JTBの添乗員Sachito:復活です。通訳のMasayoさんも含みます。)
の大所帯になりました。
お陰で、Ellen&Luciaのワークは40人程の大グループでのワークになりました。
ワークは「5Rhythms:ダンスワーク」です。
以前から、Ellenによる「5Rhythmsワーク」や、
今年6月に行ったLuciaによる「5Rhythmsワーク」を受けていましたので、
要領は掴めていましたから、入りやすいワークでした。
只、Luciaによるダンスワークはかなりハードです。
6年前に体験していましたので覚悟はしていましたが、やはり応えました。
しかしながら、不思議と「筋肉痛」には、私はならないのです。
Esalenに於いては!
無理に身体を動かさず、
自然に動くがままにダンスを踊っている故に、起きる現象です。
ダンスワークはハードでも、
ワーク以外の時間のEsalenでの時間・空間はおおいに「こころと身体」を癒してくれます。
ダンスを踊ると言うと生徒達は構えます。
頭で考えて踊ろうとします。
お陰で、身体が滑らかに動かず、ギクシャクしたダンスになります。
特に「感情を溜め込んでいる部位:ブロッキング」の部分は動きません。
本人は動かしているつもりですが、
外から観ているとハッキリします。
ビデオが証明してくれています。
Luciaは本当に滑らかに「羽衣が風になびくが如く!」踊ります。優雅に!
感情を波の如く、ダンスに表現し吐き出しているように!
Luciaが「ハートビート:感情の波」について語りました。
clause:
フローイング:恐れ→私たちを守る→動かしてくれる
スターカット:怒り→リーリース→手離し
カオス:悲しみ→エンプティ→空っぽに
リリカル:喜び→自由
スティルネス:自愛→繋いでくれる
恐怖が怒りを起こし、そして悲しみが襲う。
その悲しみを解き放した時、
喜びが湧き、
自分を取り戻せる。
それにより自分を愛する事ができるようになり、
他を愛する事ができる。
これを、5Rhythmsで体感し表現しダンスを踊る。
ダンスにより、色々な感情を表現し自分を自由にするダンス。
初めは堅くぎこちない生徒たちのダンスが、
ダンスを重ねるうちに滑らかに動き始めました。
感情が飛び出し始めました。
ひとり、ふたり、さんにん・・・・と。
吐き出し始めた生徒たちの表情が変わっていきます。
柔らかい顔に!
今年は、「感謝祭」にぶつかりました。初めての体験です。
前夜は、私のエサレンフレンドである「ジェイソン」「バショー」達の、
パーカッションによるライブ・ダンスパーティーもありとても盛り上がりました。
「感謝祭」当日に、
ネイティブアメリカン:エサレン族・タヒクパスによる「スエットロッジ」です。
毎年行ってくれていますので「お帰り」という挨拶から始まります。
毎年のことながら、ここでは一気に感情が飛び出します。
特に、スエットロッジのテントから外に出てくるときは「出産体験:再誕生」になります。
真っ暗なスエットロッジの中で、
蒸気による熱さで限界まで追い込まれ、
そこから解放される体験は、
こんな機会でもない限り体験できません。
本当に「苦しみの果てに死ぬ:産まれ変わる」です。
感謝祭には、前年「レイ」と結婚をし女の子まで産まれた「Eriko」も家族で駆けつけてくれました。
懐かしい再会です。
今年も、EllenとLuciaには感謝です。
特にWパワーによりワークの成果が上がりました。
優しく受け止めてくれて、生徒たちも安心して「自分を見つめ直す」事が出来たと思います。
今年はTKN創立15周年でしたので、
Esalenの帰路、ラスベガスによりパティーも行いました。みんな綺麗でしたよ!
Esalenで頑張った分だけ「輝いて」います。
このEsalen研修中に見えるものが在りました。
それは「依存」です。
私たちのEsalen研修は「自律への旅立ち」です。
苦しい、辛い、哀しい間は「依存」はOKです。
しかし、いつまでたっても「依存」している間は「自分らしく生きる」事はできません。
以前も書きましたがEsalenは「OpenすればOpenで対応してくれる」
しかし「clauseしているとclauseで対応する」。
その人が望んでいる対応をしてくるところがEsalenです。
今年の参加者は、みんなん一生懸命「自分らしく生きる」事を目指して頑張りました。
その結果「自分らしさ」を掴んだ者もいます。
逆に「私を変えて。私は何もしたくない。私が楽になれるように構って!」と叫んでいる人もいました。
ダンスを観ればすぐ分かります。
自分からは動こうと(関わって行こうと)せずに、
誰かが構ってくれるのを待っているダンス。
目は常に人の姿を追っている。
ワーク以外の時も、
誰か構ってくれる人を無意識の中で探し求めています。
そこに居場所が在れば「ホッ」とする。
それを続けると、いくら優しい人でも疲れて、嫌ってしまいます。
この繰り返し!
その形が、甘える、すねる、人を排除する、喧嘩する等etc・・・。
Esalenでやり残したことが一杯ある生徒が居るようです。
そんな生徒は来年もEsalenに行って貰わなければならないのかな?
ただ、その人なりに頑張っていた事は事実です。
いま、Luciaに来年日本で行うワークの内容を依頼しています。
「依存からの脱却、そして自律へ」このテーマで5Rhythmsワークをして欲しいと。
どんなワークになるか楽しみです。