伝承②
二週間ほど前に「党首討論会」がありました。
「菅内閣」になっての初めての「党首討論会」のようでした。
当日は講座がありましたから、
リアルタイムに見れませんでした。
初めはNetニュースで読んでいました。
そして帰宅後ニュース番組で見ました。
その時に少し違和感を感じました。
討論中の「公称」です。
菅首相(総理大臣と呼べばいいのでしょうか?)と
谷垣自民党総裁の名前の呼び合いでした。
討論中、菅首相は
「谷垣自民党総裁」と名前を呼んでいました。
しかし谷垣自民党総裁は
「菅さん」と名前を呼んでいました。
なんか変ですよね!
今は、いろいろ問題がありますが
菅首相は、我が国の総理大臣です。
イコールこの国の代表者です。
そのトップの人を「さん」付けで呼んでよいのでしょうか?
会社で言えば「代表取締役社長」に対し
「○○さん」と」呼べるでしょうか?
例え年下、経験不足な上司でも「さん」付けで呼べるものではありません。
まして、相手の会社の「社長」に対し
「さん」付けでは絶対に言えません。
会社の規模に大きな差があっても同じです。
相手を立てて「役付け」の名前で呼ぶのが礼儀です。
特に「公」の場では!
私はそのように習ってきました。
今、見ていると同じ民主党の中でも「さん」付けで呼ぶい人がいます。
同じ閣僚の中でも。
昔は、大臣といえども
「○○総理大臣」「○○首相」と呼んでインタビューにも応えていました。
何時から、「目上の人を敬う」心を忘れてしまったのでしょうか?
私たち大人が、
このような表現を繰り返していたら、
子供たちは当たり前と思い、
ごく自然に使わなくなって来ます。
現に、学校の先生を敬う事が子供たちにどれだけ居るでしょうか?
「タメ語」を使う子供がとても多くいます。
私たちがしっかりと「言葉使い」を正さないと
「日本語」の良さが崩れていきます。
また、こんな言葉使いをしていると、
相手から「見下され」、「信用されない」人間になってしまいます。
自民党の支持も上がるのでしょうか?
例え「戦略」として表現しているとしても、問題があります。
私も、言葉を伝える立場に居ますので、
「心して」話さなければなりません。
伝えなければならない事が一杯ありますね!