Yahooの知恵袋
「Yahoo!の知恵袋」が、話題になっています。
私も時々、覗いています。
いろいろな質問があり、それに対しいろいろな解答が掲載されています。
真剣に答えている返事が多いのですが、
時には「?」と言うのもあります。
でも、いろいろためになる事は多いようですね!
以前の質問に
「昔、携帯が無い時代、待ち合わせとか、約束はどうしていたのですか?」という趣旨の質問がありました。
思わず「えっ!」と思いましたが、
今の世代は人たちにすれば、素朴な質問なんですよね!
携帯電話が当たり前の如く、
日常性生活の中に入り込んでいる世代にとっては!
携帯さえあれば、
待ち合わせも、
時間変更も、
キャンセルも、
リアルタイムに連絡を取り合う事が出来て、
とても便利になりました。
相手の人に迷惑を掛けないように、
対応が素早くできるようになりました。
その反面、いとも簡単に約束の変更が出来るようになりました。
自分の都合で!
携帯の無い時代は、
「黒電話=固定電話=家の電話」でした。
「個人から個人へ」の電話ではなく
「家への電話」でした。
友達に伝えたい事があれば、
先ず「友達の家=友達の家族(親)」に電話をして、
友達に繋いで貰わなければなりません。
これが、彼女への電話ならば、そら大変でした!
父親などが出てくると、とても緊張します。
「○○さんのお宅でしょうか?
わたくし△△さんとお付き合いをさせて貰っています、
○○と言うものですが、
△△さんは居られるでしょうか?」と言って繋いで貰います。
時には、父親によって「ガチャ」を電話を切られてしまい、
取り次いで貰えない事がありました。
本当に大変でした。
電話をする時間まで気を遣って!
遅い時間等もっての外でした!
でも、このような経験が社会に出てから、
仕事での電話の対応の仕方が、自然と身に付いていました。
携帯は「個人=個人」ですから、
必ず本人が出ます。
敬語も要らないし、
初めの挨拶も要りません。
要件をダイレクトに話していけば良いのですから。
待ち合わせにの時も、
必ず相手が出ますからすぐに変更の連絡も伝えられます。
リアルタイムに!
いとも簡単に!
しかしながら、
「黒電話=固定電話=家の電話」ならば、そうはいきません。
直接、本人に繋がらないのですから!
昔は駅での待ち合わせの時は、
駅には「伝言板」がありました。
そこに伝えたい事を書き込み、連絡を取り合ったものです。
これしか方法がありませんでした。
相手が待ち合わせ時間に来ない時は、
連絡の取り様がありません。
ひたすら待つか、
相手の家に電話をして
「連絡が入って居ないか?連絡が入ったら伝言をして伝えて欲しい。」等をして、
コンタクトを取るしかありませんでした。
ですので、変更が生じた時は相手に連絡が付く時間までしか、
変更はできません。
相手を待たすだけです。
ですので、出来るだけ「約束」を守ろうとして動きます。
相手に迷惑を掛ける事になりますから。
スケジュールの調整もしっかりします。
約束した事を変更する事が難しいので!
自然と相手への「思いやり」が生まれます。
そして約束を守ると言う事も!
今は携帯のお陰で、
いつでも連絡を取る事が出来るので、
いとも簡単に変更、キャンセルをするようになりました。
「ドタキャン」もありです。
便利になった分だけ、
何かを「失った」様な気がします。
相手を「思いやる」
こころを!