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妖怪シリーズ⑤「不幸自慢」
2011.08.09
今回の妖怪は
「妖怪:不幸自慢」です。
この妖怪は、ともかく不幸な自分が好きです。
何が在っても、総ての事を不幸に捉えます。
「私程、この世の中で不幸な者は居ない。
他の人の不幸など、とるに足りません!」と豪語します。
でも内容を聴けば、
誰でもが在るチョットしたトラブルなのです。
不幸な話をすると、止まりません。
ばんばんの歌「サチコ」ではありませんが、
「幸せを数えたら片手にさえ余る。
不幸せ数えたら、一晩でも足りない。」その通りです。
話題に尽きません。
夜な夜な出没して、
何処かに不幸な事が起こらないか探し求めています。
時には、他の人の不幸を
自分の不幸として捉えてでも、
「悲劇のヒロイン(ヒーロー)」になって浸っています。
みんなんが幸せな状況下にある事は、
嫉み、恨み、嫉妬します。
でもそのくせ、それが至極の喜びになります。
その分、自分が不幸せのポジションに立てるからです。
不幸で居ると、
みんなんが構ってくれるからです。
幸せが嫌いで、
不幸がとても好きな妖怪です。
※この妖怪は、特定の人を例えて居るのではありません。
みんなの心の中何処かで、巣食っている「妖怪」です。
そして、私の中にも!