男はつらいよ!
カウンセリングの時、
初めは男女関係なく悩みを抱えている辛い時ですので、
「こころの傷」が癒えるまで優しく接します。
でも男性には歩ける様になり出した頃から、
徐々に厳しく接していきます。
背負っているものが違うからです。
家族を何があっても、
養い、
守っていかなければ成らないからです。(独身の間はその準備です。)
傷ついている間は仕方がありませんが、
傷が癒えたら歩いて貰わなければならないのです。
辛い、
しんどい、
怖い等弱音を吐いている暇は有りません、
また夢や浪漫を追いかけて、
甘い事を言っている訳にはいかないのです。
家族が路頭に迷います。
外で稼いで来て「ナンボ」(まるまる大阪弁です!)なんです。
夢を追いかけるのも構いません。
稼いで来て家族が生活できる収入を家に入れれば、
奥さんは何も言いません。
私も何とか家族が不自由なく生活が送れるだけは収入を得ているので、
やりたい事をやり続けていられるのです。
(原価要らずで、坊主丸儲けのように思われるかもしれませんが、
そんな甘いもんではありません。
この世界は!毎日が必死です!)
そんな訳で、
歩けるように成り始めたら「歩いて貰う」為に、
現実的に強めに出ていきます。
当事者にとっては「きつく当たられる!」と思われているかもしれません!
でも、歩いて欲しいからのアクションなのです!
しかしながら男は辛いものです。
幼い頃から
「男は強くなければならない」
「泣いてはいけない」
「弱音を吐くな」
「しっかりしていて当たり前」
「女々しい男はダメ」等と、
散々言われ続けて来ています。
男とて、時には弱音を吐きたいものです。
辛く泣きたい時もあります。
肩に乗っている大きな責任も降ろしたい時もあります。
でもそれをすると、叱責されてきたのですから!
何処か一か所で良いので、
「弱音を吐ける場所」が必要です。
そこでは、
つっぱらなくても、
素のままで居られる場所が必要です。
但し、愚痴を言い合う場所では無く、
愚痴を言った後は
「シャキッ」と歩いて行ける場所です。
その場所は「家庭」なのですけどね!
男はつらいです!