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喉もと過ぎれば
2012.02.28
「喉もと過ぎれば、熱さ忘れる」という諺があります。
確かに、
口の中に火傷するぐらい熱い食べ物を入れてしまい、
テンヤワンヤしますが、
喉もと過ぎて今の熱さをが治まれば、
忘れていまうのが私たちです。(食道に熱さなどを感じる神経がありませんからね!)
「悩み」にも似た処があります。
悩んでいる方は、
とても苦しい状況に置かれています。
その悩みを一時でも早く解消される事を願っています。
苦しい間は、何もできません。
その苦しみから解放されない限り、
何も手が付きません。
その処置が必要です。
しかし、
苦しみから落ち着きを取り戻す事が出来たら、
その「悩み」の根本で原因を見つけ、
処置をしない限り、
また再び「悩み」は襲ってくるのです。
今度は、
以前の悩みより「短期間」で
「さらに強く」襲ってきます。
本人が懲りるまで!
私たちは「悩み」に苦しんでいるのでは無いのです。
問題がある訳ではありません。
「悩み」が勝手に
「悩み」を創り出し、
苦しめている訳ではありません。
その「悩んでいる私」に問題があるのです。
「悩みによって苦しんでいる私」のではなく、
「私が悩んでいる」から苦しいのです。
その原因を創り出したのは「私」です。
原因を創り出した
「私」が気づかない限り、
解決はできません。
「悩み」は自分の中の
「問題点」に気づかす為に起きます。
元々、何も無ければ「悩み」は、発生しません。
問題点があるから
「悩み」が発生するのです。
「悩み」は「信号」です。
自分らしく生きる事を気づかせる信号なのです。
「喉もと過ぎれば」で一時的には結構です。
落ち着いたところで、
その信号をしっかり受け止めて、
改善をしていきませんか!
これも「ゲシュタルト療法」の捉え方です。