孵化:食物連鎖
「トキ:朱鷺」が自然の中で、孵化したようですね!
日本のトキは絶滅しましたが、
地球の生物として「種」が保たれる事は、
とても大切な事です。
無事、成長して羽ばたいて欲しい。との思いです。
大空を、一羽でも多くの「トキ」が飛び回る事を願います。
今朝、家から駅に向かう道、
空を鳥の激しい鳴き声が聴こえました。
見上げると、
カラスを二羽の小鳥が追いかけています。
必死の鳴き声です。
カラスの口ばしには何かがくわえられています。
一瞬しか見えませんでしたが、
口ばしにはヒナ鳥のようなものがくわえられていました。
二羽の鳥は、親鳥のようです。
必死になって助けようとして、
追いかけ、
カラスの周りを回っています。
近づいても何もできません。
親鳥の約10倍以上の大きさのカラスには、
何もできないのです。
暫くすると、親鳥たちは離れて行きました。
カラスは、親鳥が居ようとお構いなしに、
悠然と飛んで行きました。
哀れで、哀しい出来事です。
折角、
一生懸命産み育てたヒナ鳥を、
カラスに奪われてしまったのですから。
「何て、ひどい事をするカラスだ。」と思いましたが、
これが自然界なのですね。
カラスも生きていくために食料が必要です。
もしかしたら、自分の子供に与えるエサとして、
ヒナ鳥を親鳥から奪ったのかもしれません。
これが「自然の摂理」なのですね。
哀しくても、生きていくために。
種を残すために。
数年前に、私の家のガレージに出来ている「ツバメの巣」を思い出しました。
親鳥が交互に「抱卵」して
もう間もなく「孵化」する頃でした。
一羽のツバメが、巣の周りを飛び回り始めました。
親鳥の一羽が、
威嚇をしながら
「侵入者」を追い払おうとしていました。
ある日、親鳥たちが巣から居なくなりました。
ガレージに「卵」3個落ちていました。
空になった殻かなと、
観てみたらそれは「孵化」しかけの卵でした。
殻が割れ中から、
ヒナ鳥が観えていました。
無残な光景でした。
しかしこれも自然の摂理、種の保存なのですね。
「抱卵」「子育て」している限り、
メス鳥に「交尾」が出来ません。
そのために、卵、ヒナ鳥を殺すのです。
その結果「交尾」が出来るのです。
「強い種」を残すために。
残酷でもこれが「自然界」なのです。
「食物連鎖」を繰り返し、
「強い種」を残す。
生き残るためです。
以前Esalenで
ネイティブアメリカン:エサレン族「ティヒパス」から、
「私たちは、生かされている。
他の生物の命を貰い、
食べて生きている。
その事に感謝して生きていかなければならない。
私たちは、他の命の上に生かされている事に。」
正しくこの事です。
私たちも、自然界の生き物です。
「生きている」事に感謝しながら
「今を大切に自分らしく責任を持って生きる。」
決して「ひとりで生きている」等と思わずに、
みんなの力によって「生かされている」と言う事を大切に!
これが出来れば、
争い事などが無くなり、
皆、幸せに暮らせるのですがね!
でも、私たちはどうしても「私が」との思いが強いですよね!
これも、又、
「私」ですね!
「カラス」を、憎む事が出来ませんでした!