2012年 第15回 エサレン研修
第15回エサレン研修レポート
今年、「Esalen」は50周年を迎えました。
半世紀という期間を踏まえ「今ここに在り続ける」という存在感に、驚きます。
時の始まりは小さなスタートでも、
変化を成長に繋げ、
「Esalen」が完成しました。
今年のLuciaによる
「5Rhythms®: Graceful Beginning, Middle and End」ワークショップそのものです。
今年の「5Rhythms®」ファーストステージの最終パートになり、
今までの事を踏まえてのステップアップでした。
昨年は最終日に出てきた「メディスンダンス」が初っ端に出て来て、驚きました。
「もう、ここから始まるの!」と言う感じです。
Flowing:一歩を踏み出す力。流れの中で、まるで海の中の「昆布」の如く、「たおやかに」
Staccato:ひとつの方向に、突き進む力
Chaos:爆発する力。遣り遂げる勇気。既存の枠組みに風穴を開け、空っぽにする。
Lyrical:新しい枠組み。果実が実る過程。色々な変化「蛻変」のように。
Stilness:総てのものの統合。今に生きる。フィニッシュドビジネス。
このテーマで、自分の心の中に問いかけ「拘りからの脱却」です。
「始まり」があり、
そして「途中:経過」があり、
「完結」に至る。
そして、一回り大きく成長をして、
新たなる「始まり」がある。
「終わり」があり「始まり」在る。
私達にも同じ事が言えます。
何事にも「始まり」があり、
「途中:経過」があり、
「終わり」があります。
でも成し遂げた事は、
もう既に「過去」の事になります。
そこで留まって居ては「過去に生きる」事になります。
周りは前に向かって進んでいます。
次の「テーマ:目的」に向かって進むからこそ
「今に、生きる」事が出来ます。
過去の「拘り」に囚われている限り、
「過去に生きる」事になります。
私達には、これからがあります。
拘りに囚われて、
小さな部屋に閉じ籠り苦しむより、
その部屋に「風穴」を空け、
打ち破り、
新しい部屋「新たなる私」を手に入れる「旅」が今、始まりました。
以前にも例えた事があります。
「トルネード(竜巻)は、
同じ所をグルグル回っている様に見えるが、
必ず上昇気流に乗り、
一つ上のステージに昇っている。」
必ず、苦しみの先に「気づき」があり、
「受け入れる事」により「拘り」を捨て、
新たなる「私」の世界が始まる。
「始まり」が在り、
「途中:経過」があり、
「終わり」があります。
そして「始まり」が在ります。
今年はLuciaの好意によって、ダンスシーンがいっぱい撮れました。
始めは皆、「鎧」を着けて踊っている状況でしたが、
日を追うにつれて少しづつ身体がスムーズに動きだしました。
その間に色々な感情が湧きだし、
その感情を見つめ、
受け入れ、
拘りからの脱却を目指したメンバーは、
ダンスが変わります。
Esalenでは、毎回の如く再会が有ります。
そして、新しい出会い。
ネイティブアメリカン:Esalen族「タヒクパス」や、
Ellen時代からの「ロビン」に再会したり、
あたらしい仲間「Bob」「ルシアン」達との出会い。
特にBobは「Mr.ダンディー」で生徒達からも人気者でした。
「ルシアン」はNo.2でした。
ちなみに、白髪で白髭の人が「Bob」で、
黒髪の人が「ルシアン」、
そして小柄な男性が「ロビン」です。
皆、生徒たちの相手をして頂き、
仲良くしてくれました。
これもEsalenですね。
TKN心理サロンとしても15回目という節目の研修を終える事が出来ました。
私共のような小さい学校が毎年「Esalen」に研修に行けると言う事は、
「奇跡」に近い事かと思います。
他の学校も実施されてはいますが、
15年連続開催と言うのは、
並みや大抵の事では続けられないと言う事に、
今回は実感させられました。
「継続は力なり」と言う私の師匠の言葉通りです。
やり続ける力こそ、大切である。
これからのEsalenに興味を持っている人が、
誰でもが参加できる、
「窓口」として、在り続けようと思います。
在るひとつの節目が終わり、
新たなる「旅」が始まります。
「5Rhythms®」もひとつのステージが終わりました。
そして新たなるステージを迎えます。