Esalen研修:後日談
Esalenレポートでは書けなかった、
ドタバタ劇を今日は書きます。
Esalen研修事態には成果をあげれたのですが、
その前後はドタバタでした。
先ずは行きの飛行機の座席がみんなバラバラでした。
全日空は個人エントリー優先のために、
団体の私たちは
空いている席に割り当てられてしまいました。
事前にJTBを通じて席をまとめて貰えるように依頼をした結果、
解答は「グループをまとめています。」でした。
しかしその結果は、
「真ん中の席に縦一列に取っています。」でした。
「これって、まとめていると言えるの!」です。
グループが固まり、
機内で打ち解けていき「ひとつにまとまり」、
研修に於いて、
皆が助け合えるようにとの思いでしたが、
スタートからのツマヅキでした。
もう添乗員の「純也」は針の筵でした。
胃に何個も穴が開いたのではないでしょうか?
でも、ANAの座席がゆったり(UAはかなり窮屈です。)して居ましたし、
機内サービスもよかったので、
皆SFまで何とか過ごせたようです。
Esalen研修は、
Lucaや通訳のMasayoさん、
アシスタントのミーガン、
サハジャさんのお陰で「Esalen研修レポート」で報告した通りの成果でした。
只毎回、Luciaから指摘される事なのですが
「生徒たちは依存をしている。とくに初めて参加したメンバーは!」と。
確かに、ダンス中も「依存」をしています。
当事者は全く気付いていませんが、
常に構ってくれる相手を探し求めています。
自分から、
相手にアクションを起こすのではなく、
相手が関わってくれる事を待っています。
自分から関わっていき、
もし相手にされなかったら傷つくのが怖いので、
相手主導で待っているのです。
相手をして貰っている時は笑顔ですが、
相手が去ると「淋しい顔」に戻ります。
ダンスを楽しんでいません。
でも、日にちが経つに従って、
少しづつ自らが関わりを持って行こうとする生徒達が増えていきました。
人と関わる喜びを知っていったからです。
少しづつ、ダンスに笑顔が付いてきました。
素敵なEalenの時間を過ごし、
「自分のままで良いのだ」と言う実感を手にEsalenを離れ、
後はチャーターバスに乗り一路SFに向かうだけなのでしたが、
バスのドライバーのお陰で
通常では体験できないトラブルに巻き込まれました。
まず一つ目は、「殺人事件」に巻き込まれた事です。
Esalenよりカーメルに向かってる道路で、
前方から両手を振って走ってくる男性が二人いました。
助けを求めているようです。
アメリカでは、ハイウェイ上で助けを求めている人が居れば、
助けなければならないと言う、
ルールが在るようです。
ドライバーが、添乗員「純也」の了解も無く、
助けを求めている内の、ひとりの男性をバスに乗せ走りだしました。
彼は震えあがっていて、まともに話も出来ない状態でした。
途中、「緊急電話」で警察に連絡を取ると、
直ぐにパトカー、
消防車、
救急車(どうもワンセットらしいです。)来て、
事情聴取です。
そこで、その男性を警察に預けて走り出しました。
後でUSA・JTBより連絡が入り
「男性が同乗していた車の中で、
殺人事件が起き、
車から無理やり降ろされた」ようでした。
私たちには何も被害はありませんでしたが、
一歩間違えば加害者が追いかけて来て、
惨事が有ったかもしれません。
だってこの男性は「目撃者」でしたから!
そして二つ目は、
又このドライバーが「クレイジー」でした。
地元の人間なのに道を間違うのです。
モントレーからハイウェー101に入る時に、
間違ってドライブインに入ってしまい、
そこから直ぐに101に戻れば良いのに
違う道を走り30分程さ迷いました。
その間ドライバーはスマホのカーナビを頼りに走っていました。
でも画面に出ているのは「一本道」しか表示されていません。
やっとの思いで、
休憩を取るギブロイのアウトレットについて昼食を摂り、
後はMasayoさんをサンノゼの空港に送り届けて、
SFに行くだけなのですが、
ここで三つ目のトラブルです。
チョット、ドライバーが信用できないので、
道路表示を気にしていたら、
車中に入ってくる日差しが「右」から入ってきます。
本来は「左」から入らなければならないのに!
ドライバーが北へ向かわずに、
南に向かい始めたのです。
そうですEsalenに逆戻りです。
それもスマホのカーナビを見ながら!
10分程走ってから気づいたので、
ドライバーに訴えたら
「私たちがこっちに向かって走れと指示をした。」と言い張ります。
流石、アメリカですね!
「絶対に自分の非を認めない」
もう、喧嘩寸前です。
強引に進路を戻し走り出しました。
「純也」はSFに着くまでずっとスマホのナビで進路の確認をしていました。
お陰でパケット代が三万円を超えたらしいです。
これは自腹のようです。経費では落ちないようです。
お陰で、SFでの打ち上げパーティーには遅れるし、散々か帰り道でした。
「純也」はまたまた、
「胃に穴が開いた」事でしょうね!
こんなすったもんだの帰路でしたが、
今は笑い話で「普段は味わえない経験が出来たね!」言えます。
だって、この事件の間も生徒たちの多くは、
バスの中で寝ていて、
気が付かなかった生徒も、
多々居ましたからね!
さぁ~これで、
来年の添乗、
旅行社はどうなるのでしょうかね?
ジンク通り、「ネクタイ」を渡してみようかな!