クレーマーのこころ
今月の「専科アカデミー」での
テーマの中に「クレーマーの心理」がありました。
色々な形で、「クレーマー」があります。
大きく分けて2タイプです。
「善意なるクレーマー」と
「悪意なるクレーマー」に分かれるかと思います。
今回は「悪意なるクレーマー」等は、
意図的に搾取等の行為も有りますので、
心理的に見ずに、
「善意なるクレーマー」を考えました。
「善意なるクレーマー」は、ある意味で、
その対象の「ファン」と観れます。
私たちは、自分の思い通りにならないと
「腹を立てる=怒る」感情が湧いてきます。
その行為が「クレーマー」として、行動に現れてきます。
「注文が通らない」
「思い通りの商品が手に入らない」
「不良品を掴まされた」
「ミスをされたお陰で、迷惑を受けた」等・・・。
でも、「クレーム」を付けると言う事は、
裏を返せば「その商品が好き。店が好き」だからこそ、
「クレーム」を言う事にもなります。
「阪神タイガース」のファン心理と同じではないでしょうか?
「好きだからこそクレームを付ける」
「興味があるからこそ、クレームをつけて改善して欲しい」
ファンが「監督でもあり、オーナーでもある」そんな気持ちだからこそ、
「クレームを付ける」気持ちではないでしょうか!
「好きだからこそ、クレームを付ける」ですので、
その気持ちを汲む事が出来れば、
「クレームへの思い」は遂げる事が出来、落ち着いていきます。
これが、「善意なるクレーマー」です。
私の学校にも言えるかと思います。
「クレームを言う」と言う事は、
私たちへの「気づき」に繋がります。
私も知らない間に、「良かれと思った行為」が、
かえって相手を傷つけている事があります。
でも哀しいかな、
私は「良かれ」と思っているので、
相手の気持ちに気づくことが出来ません。
その時に「クレーム」が、その事を気づかせてくれます。
有りがたい事です。
私の言葉が旨く伝わらず、
生徒さんやクライアントさんを、
傷つけたりしている事に気づかされ貰えます。
私が、
生徒さん、クライアントさんの気持ちを汲む事が出来なかったからこそ、
傷つけ、苦しめて「クレーム」と言う形になったのだと思います。
この「クレーム=気づき」が有るからこそ、
「改善」も出来、
又成長にも繋がります。
「クレーム」は、
私への「応援団」です。
これからも「クレーム」をドシドシ、言ってください。
感謝をします。