MUZINAセミナー:コインの原理
新しいセミナーとして「MUZINAセミナー」を行いました。
毎年、Esalenより、
LuciaやEllenを呼び国内でワークショップを開催していますが、
震災の影響で開催する事が出来なくなりました。
その代わりに昨年は「マスクセミナー」
そして今年は新作の「MUZINAセミナー」を行いました。
芥子川ミカさんの「妖怪セラピー」をベースに、
TKN心理サロンのオリジナルワークを作りました。
ベースである「ナラティブセラピー」を基礎にして、
学校で教えています
「SCT」
「ゲシュタルト療法」
「人生脚本ドラマ」
「セルフ・エンプティチェア」等を組み合わせた、新しい試みでした。
自分の対人関係の問題点を
「MUZINA」に置き換え(ブログでお馴染の妖怪たちプラス、自分のオリジナル)、
自分の中の「こころの叫び」に気づき、
受け止める事を目指しました。
しかしながら、
初めての試みでしたので旨く皆が
「MUZINAの叫び=こころの叫び」に気づいてくれるかが心配でした。
平日組の生徒たちは
ワークシートを進めるのにかなり時間が掛かり、
気づきを促すのに時間が掛かりました。
連休を使って一日でワークシートを完成する生徒は大丈夫かと思いましたが、
連続で行う事によりスムーズに進みました。
最終日はペアを組み、
当事者本人と
「MUZINA」に成り
「再現ドラマ」を行いました。
本人が、自分の行動パターンを語り、
そこに「MUZINA」役の生徒が「ささやき」をします。
いつものようにトラブルを起こすように誘惑をします。
そしてその誘惑に惑わされる事無く、
勇気を出し立ち向かうドラマを行いました。
生徒達は迫真の演技です。
本人とMUZINAの掛け合いは、
時には涙をし、怒り、叫びも有りました。
中には「吉本」顔負けの「お笑」も有りました。
MUZINAが居てくれたおかげで、
強くなれたのかもしれません。
MUZINAは私の中の一部
「私の影の 部分」なのです。
MUZINAは私の問題点を
気付かせるきっかけを与えてくれる
「私」でも有ったのです。
「私は表」
「MUZINAは裏」。
「表と裏が有ってひとつ」。
「私とMUZINAが有って、私自身」。
MUZUNAは、私の中の拘り。
思い込み。
子供の頃から、
インプリンティングされたものから産まれた、
「私」。
嫌がっている限りMUZINAは巨大化し、
私を支配する。
MUZINAを受け入れた時、
MUZINAは、私の一部として生きて行く。
皆、MUZINAは自分自身である事に気づく事が出来ました。
気づきの信号である事に!
「ゲシュタルト」のテーマで、
MUZINAを受け入れる事が出来ました。
最後は「未来の自分へのメッセージ」を書き、発表しました。
この皆のメッセージは、
来年Esalenに持っていき
Esalenの地に埋めてきます。
大成功で終わる事が出来たワークでした。