いよいよ年末: 年始の風習
2012年も、もうすぐ終わります。
みなさんにとって、素敵な一年でしたか!
もし、やり残したことが悔いの残らないように、やってみませんか!
そして、新しい年に向かいませんか!
今回は、私の家の新年の迎える
「お祝い」の風習を書いてみますね!
今は、行っていないのですが新年を迎えるに辺り、
大晦日の日に奈良・桜井の「大神神社」に
「御神火」を貰いに行きます。
京都・八坂神社の「おけら火」と同じです。
火縄に「御神火」を移し、
消えないように家に持ち帰ります。
夜中の2~3時辺りに帰って来て、
そこから新年を迎える儀式が始まります。
幼い頃は、眠たくてそして夜中なので少し恐怖も有りました。
「御神火」から火を移し、
父が神様に供える「お雑煮」を造ります。
ここは女人禁制です。
神様にお供えするものを、女性が触る事が出来ません。
そして神様に供えるものですから、
人間が口にする事も出来ません。
神聖なるものとの扱いです。
そして、お供え「お雑煮」を持って、
神棚を廻ります。
私の家はその頃は町工場を経営していましたので、
「神棚」「事務所」「倉庫」「工場」「水神さん」等色々な処を御参りします。
「八百万の神」の考え方です。
ネイティブアメリカンのシャーマニズムと同じ考え方です。
この御参りが終わり、
家族で「新年のお祝い」が始まります。
湯呑茶碗に「小梅」と「結び昆布」(年末だけ昆布屋さんで売っています。今でも。)を
入れお湯を注ぎ呑みます。
「お屠蘇」と同じ意味を持っています。
そして、目下(一番下の子供)から
目上(その家の家長:父)に新年の挨拶をし、
家族全員に順番にしていきます。
そして、次の下の子供が順番にしていき、
最後に父が皆に「新年の挨拶」をして、
ようやく一通りの「新年の儀式」が終わり
「お節ち」を食べ始めます。
ここでようやく、母親が「お雑煮」の味付けをして、
皆が食べれるのです。
この「新年のお祝い」が毎年夜中に行われるのが、私の家の風習でした。
今は、ここまでは出来ませんが、
「小梅」と「結び昆布」でのお祝いだけは欠かさず行っています。
チョット変わった風習で張りますが、
これが無ければ「正月」を迎えた感がえる事が出来ないのも、
染み付いた感覚ですかね!
この風習も、伝えない限り、途絶えてしまいます。
みなさんの家の正月独特の風習がありますか?