父親の存在:尾頭付き
昨今はの考え方では、
もし死語になっているかもしれませんね!
夕食時、
父親は食卓の上座に座り、
「尾頭付きの魚」が
家族より一品多く食卓に付きます。
尾頭付きとは言わなくても、
家族より一品多く料理が付きます。
その家の「大黒柱」「家長」だからです。
一目置く存在なのです。
但し、その一品を父親がひとり占めにするのではなく、
お魚ならば「一口」食べた後、
骨などを取り除いた食べやすい綺麗な身を、
子供たちに食べさします。
美味しい処を
子供たちに分け与えるのです。
表現に語弊が有るかも知れませんがね!
それにより、
子供たちに父親と言う存在を認識させ、
尊敬させるのです。
このような経験が有るからこそ、
イザと言う時に父親の権威が届いているので、
「シツケ」が出来るのです。
私も休みの日に「晩酌」をします。
その時に「酒のアテ」として
一品、子ども達より多く食卓にのります。
そしてその一品は「子供たちも好きな料理」です。
この時に、
私が先ず箸を付けるまで、
子供たちは箸を出しません。
私が一口食べた後、
子供たちに「食べるか?」と聴き、
子供たちに渡します。
後は子供たちのものです。
私の元に戻って来ない時も多々あります。
しかし、その姿を観ているのが「嬉しい」のです。
一番の「酒のアテ」です。
子供たちに対し、
きつく怒った覚えはありません。
でも、子供たちは私の事を「怖い」と思っています。
今ではどうか分かりませんがね?
だからこそ、
イザと言う時に「ニラミ」が効くのです。
これも親子の中で
「思いやり」の気持ちが有るからこそ、成り立ちます。
昨日、「お雛様」を出しました。
本来ならば女房の両親が「7段飾り」を買ってくれているのですが、
子供たちが大きくなってしまったので、
飾るスペースが無くなり
「御内裏様とお雛様」だけを飾る事になりました。
3月3日の雛祭りが済んだら急いで
「片づける」なければなりません。
娘たちが幸せに嫁ぐ姿を、
この目で見届けたいですので!