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TKN心理サロンブログ: 苦・考・選・行
2013.09.25
先日、カウンセリングのシンポジウムに参加してきました。
そこで出た質疑なのですか、
「うちの子は、部屋が汚い。
片付けが出来ない。
どうすれば出来るようになるのでしょうか?」と
言う質問でした。
そしてその回答が、
「今の子供たちは過干渉、
過保護になり過ぎていて、
身動きが出来ない状態になっている。
だから、直ぐに諦めてしまう。
根気がない。」
「苦・考・選・行が出来ない環境で育っている。
物事にぶつかり苦しみ、
どうしたら良いか色んな方法を考え、
そしてそこから一番ベストの方法を選び、
実際に行動して解決する。」という回答でした。
「うん、確かに言える」今の子供たちにはよく言える事だと思いました。
そして同時に、私たちの「悩み」にも言える事です。
日常生活の中で悩み、苦しみは常に付きまといます。
その事を先延ばしにしても何の解決にもなりません。
かえってこじれるだけです。
悩みは、ある意味の信号です。
問題点に気づき、改善する事を求めている信号です。
そんな苦しいのは嫌だから、どの様にすれば改善できるか考えます。
そして、色んな事考えて、選択肢を一杯見つけます。
その選択肢の中から、一番ベストの方法を選び、行動を起こします。
その時に、カウンセラーが「答え」を出すと、自分で悩みを解決しようとしなくなります。
答えは「自分の中に有ります。」だって「自分で創り出した問題」なのですから!
過干渉、過保護は却って、その人の自律の芽を摘む事になります。
自分で悩み苦しみ、考え、答えを選び、実践行動を起こす。
「苦の耐性」をしっかり身につける事が大切ですね。 😳