TKN心理サロンブログ:カウンセラーはクライアント?
カウンセラーはクライアント?って変な問いかけですよね。
でも、これってとても大切な事です。
カウンセラーになる為に一番大切な事は
「自分自身を知る。自分のことを分からずして、相手の事が何故分かるのか?」
自分の「I’m OK」を知り、
「I'm Not OK」を受け入れる。
100%は無理です。
お釈迦様でも在るまいし、到底無理な事です。
ただ、
「まだ、自分のこんな処が駄目なんです。と言う事を、
肯定も否定もせず、
あるがままの自分を受け入れているか」
これこそが「I’m OK」のスタートです。
まだこんな処が、気になって駄目なんです。
とい事を素直に認め、それが今な私ですよ。
正直になれるからこそ、クライアントも信じてくれるのです。
自分に嘘をついて、
「I’m OK」を振りをしているカウンセラーを誰が信じますか?
自分の弱さを認めているからこそ、
クライアントは信じてくれるのです。
又、自分を否定いる処は、弱点でもあります。
カウンセリングをしていると、
クライアントの問題点と、
自分の問題点がリンクする時があります。
問題点を認めずに否定をしていると、
カウンセラーにとっても鏡の如く辛いところですから、
逃げたくなる事があります。
無意識の中で!
結果、カウンセリングの中でクライアントが幾ら心の叫んで居ても、
その心の叫びの声が聴こえなくなります。
カウンセリングカルテに、
答えが書いてあっても、
カウンセラーは分からないと言います。
箱庭療法の臨床実習をしている時も起こります。
クライアントが箱庭を語っている時に、
叫びが出てきますが、
自分の認めたくない処とリンクをしてしまうと、
スルーパスをしてしまい。
聴き流してしまうのです!
この段階のカウンセラーならば
「カウンセラーがクライアント?」になってしまいます。
しかしながら、この問題点に気づき、
「I'm Not OK」を受け入れる事ができてこそ、
カウンセラーの成長になります。
「カウンセリングをする事は、自分自身のカウンセリングをする事だ。
カウンセリングは買って(料金を支払ってでも)でもする事が大切だ。」と昔から言われています。
カウンセリングは、ある意味で「苦行」をしているようなものですね。