心理カウンセラースタッフ日記:一足早い戦争の話
友人と話していて、ひょんなことから「戦争を知らない子供たち」ってどんな曲だったかなと思い、YouTubeを見ました。
聴いてみて、「あ~、知ってる知ってる」と思っていたら、戦争映像として「戦時中の日の丸特攻隊」関連の映像もあり、一度見始めたら、かなりの時間見入ってしまいました。
特攻隊が自ら艦隊に突っ込んでいく映像が生々しく・・・無言・・・。
その中の一つに、戦時中の若者への「メンタル養成」担当員の話も載っていて、衝撃でした。
戦時中のメンタル養成ですから、「国のため家族のため自らいくことを善しとする。そのためには自爆するくらいの思いを持て」というマインドコントロールです。
その担当員は、自分が指導した戦地にいく若者に対して、「自分も後で必ずいく」と言うも、年齢高く(といっても20代後半)家族持ちだったために志願しても許可が下りず、特攻隊員になれなかったのだそうです。
「なぜ、自分だけいってないんだ」という葛藤がすごかったそうです。
その状況だけでも、私は「うう・・・なぜ(涙)」という気持ちだったのに、なんと、
「一足先にいって待ってます」との遺書。
この指導員の奥さんが、「貴方の思い(特攻隊員として戦地に向かう)が叶わないのは、私たち家族がいるから。念願かなえるために、一足先にいって、待ってます」と、子ども2人をつれて、極寒の川の中へ。
(私「ええ~~!」)
そして、念願叶い、指導員は特攻隊員として沖縄で散っていくのです。
(私「うそ~~~!」)
「愛する人・日本のため特攻(戦争)にいく」ということが当たり前の時代でも。
「自分が特攻にいきたいための、このような愛する人からのサポート」・・・受けられますか?
奥さんの立場だったら・・・このようなサポート、できますか?
(サポートの前に、特攻志願する旦那さんへのかなりの反対抗議はあったようですが)
日本人の誇りを感じつつ、とても考えさせられる内容でした。
今の私のようなヘナチョコ精神では、「戦争始まったよ」と聞いただけで死んでしまいそうです。
これから夏が始まり、戦争の話がまたどんどん出てきます。
今、自分が生きていることを感じながら、見ていきたいと思います。
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