TKN心理サロンブログ:借りパク
今月、盆休みに学校にも「図書委員」が産まれました。
生徒さんが自由に、
学校の心理学に関する書籍を貸し出せるようにしているのですが、
毎年何冊かの書籍が無くなります。
生徒さんに悪気がないのは良く分かるのですが、
「次回、忘れないようにしよう」という気持ちが、
先延ばしになってしまった結果だと思います。
ただ、その本を読みたい生徒さんに迷惑をかける事になります。
何には廃版になってしまって、
二度と手に入らない本も有ります。
丁度、盆休み中に新聞記事になっていましたが「借りパク」という言葉があるそうです。
「友達から本(物)を借りて返さない」
友達などから借りた本や、傘、器具類などを借りたまま、
返すのを忘れてしまう行為だそうです。
本にしたって、新作話題の本なので友達に貸したら、
一年たっても却ってこない。
却ってきたら、
表紙がボロボロになっていたり、
水に濡れて膨らんでしまったりして返ってくる。
返してもらった本人からすれば「がっかり」を通り過ぎて、怒りがこみ上げてきます。
また、返却を言ったり、
傷ついた本等に対して、不満を言えば、
却って文句を言われ、
貸した方が「悪者」の様にに思われる事も有ります。
借りた方に悪意が在る訳ではありません。
返そうと言う気持ちいは、しっかりとあります。
たまたま、家を出る時に持っていくのを忘れてしまっただけです。
その気持ちが、
先延ばしにして結果、返すのを忘れてしまいます。
何も、借りた物が欲しい訳では無い筈です。
そんな悪意で、借りた訳ではない。
もし本当に盗ってしまえば「窃盗」になりますからね。
返すのが邪魔くさい時は、よくあります。
借りた物ですから、自分の物ではありません。
相手の物ですから、
かえって自分の物より「大切」に扱う気持ちになります。
此処にも「思いやり」の気持ちが大切だと思います。
でも厄介です。
本人は借りた事を忘れているんですからね!
私も、借りたままに成って居るものはないか?
思い返してみます。