TKN心理サロンブログ:心術・人術・算術
「医は人術か?算術か」と、言われる事が在ります。
建て前と、本音が入れ交る処ですね。
カウンセリングの世界も同じ事が言えるかもしれません。
当然、カウンセリングの世界は「人術」。
クライアントの悩みを聴き、
心の問題点を見つけ、
謎を解決に導くのが大切なテーマです。
相手がどんな人でも、関わり方は一緒です。
例え、相手が加害者であっても、
時には自分にとって嫌な人でも。
地位や身分で、差はつけません。
総ての人が同じ、平等の扱いで関わります。
まして、相手が「イケメン」「かわいい子」だからと言って、特別扱いもいけません。
心の問題を、「算術」お金次第で態度を変えてはいけません。
相手が、金持ちだから、身分の対人だから、有名人だから、と言って、差別をしてはいけません。
また、かわいそうだからと言って、関わってもいけません。
「ひとりの人間」として、関わります。
特に、クライアントの心を扱いますので、
「心術」がテーマに成ります。
しっかりと「心の叫び」を聴き、受け止める。
そして、自分力で立ち直る。そのお手伝いをするのが「カウンセラー」です。
「心と心の信頼関係」が大切です。
クライアント自身も気付いていない、
心の問題点「核心:悩みの球根」にテーマが在りますので、
心のかなり奥深い処まで、触れ合っていきます。
カウンセリングは「心術」に成ります。
とても大切です。
ただ、此処で「算術」も大切なテーマでもあります。
カウンセラーと言えども「人間」です。
仙人の如く「霞」を食べて生きていけません。
家族も養わなければなりません。
その上で、
カウンセリングルームを維持しなければなりません。
綺麗事では済みません。
また、カウンセリング料金を頂く事により
「責任」を持たなければなりません。
ボランティアで無料ですると、
心の片隅に「逃げ」が産まれてきます。
「料金を貰ってないのだから、この程度でいいか?」と言い訳をしないためにも。
そして、クライアントも「高い料金を払っているのだから、治す。」と言う、気持ちも必要です。
長引けば長引くほど支払いが、積み重なっていくのですから。
カウンセラーとクライアントのためにも、「算術」は必要です。
「心術」+「人術」+「算術」この三位一体のバランスが必要となります。
どれ一つ欠けても、成り立ちません。
綺麗事で済む世界ではありません。
クライアントもカウンセラーも、
真剣勝負をしているもけですから。
でも、バランスのとり方は難しいですよね。
此処にも「ゲシュタルト」のテーマが、
顔を出してきますね。 🙄
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