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TKN心理サロンブログ:とうとのひとりごと「待つという苦しみ」
2014.10.29
「待つという苦しみ」
カウンセリングを行っている時「待つ」と言う事は、
基本であり、当たり前、当然のことです。
でも現実、これが難しい!
クライアントの話を聴き、
受け止める事が、
簡単そうでとても至難な事です。
「受容と共感」を持ってクライアントの話を聴き、
クライアントも気付いていない深層心理の「心の叫び」に耳を傾け、
問題点を導き出していきます。
クライアントは、澱みなく喋ることも有れば、
沈黙したり、
詰りながら途切れ途切れに語ってきたりします。
言葉と言葉の「間合い」。
この間合いがとても大切です。
でも、この間合いがとても難しい。
クライアントが次に語りだすタイムングを如何に待つか?
カウンセラーも焦りから、
間合いを詰めてしまいがちになります。
今、正しく次の言葉を語りだそうとする時に、
思わず、
カウンセラーが待ち切れずに、
一言を言ってしまう事が在ります。
これで、総てが水の泡となります。
逆に、間合いを詰めて「水を振る」事により、
次の言葉を促す事も有ります。
本当の「受容と共感」を問われます。
クライアントの気持ちに寄り添い、あたかもわが身に起きた如く感じる!
クライアントの気持ちを汲み、「待つ」勇気!
そのためにも、「ありのままの私」を受け入れる事が大切です。
「I’m not OK」の自分自身を受け入れる。
ウソはつかない事が大切です。と、
言う事は十分承知なのですが、
思わずやっちゃうのですよね!
待ち切れずに!
日々、修行です。