TKNブログ:帰属意識
講座中に生徒さんからこんな話が出てきました。
長年、海外でお仕事を去れて来られた方ですが
「海外で生活している時は、
間違った事をしてはいけない。
後ろ指刺されたり、陰口を言われない様に、正しい振る舞いに心掛けてきました。
私が、マナー違反をするだけで、
日本人はやっぱしダメだね。劣るよね。田舎モンだと言われる。
日本の評価を下げる事になる。恥になる。
日の丸を背中に背負って頑張ってきた。」と、言われました。
成る程と思っていますと、
若い生徒さんが
「何で、そんな思いになるのですか?分からない。
そんなこと気にしませんよ。
あなた一人が、日本人じゃないんだから」と却ってきました。
今の日本でも同じような事が起きています。
海外から旅行者が大勢来られています。
その姿を見て、違和感を感じる事があります。
風習、価値観、マナーに。
そして、どの国の旅行者かをみて、
その国は、こんなん事をする国なんだと、決めつけている処がありませんか?
私達は何処かで、その出会った人と関わりを持つ事により、
その人物の評価を決め、そこに帰属してるグループの評価まで決めつけ、思いこみます。
怖い事です。
一握り人により、全体を決めつけてしまう。
私達は何かに対して「帰属意識」を持っています。
幼い時よりというより、産まれる前から始まっています。
先ずは、家族の中の子として「何々家」。
私ならば「横井家」の一員として、帰属しています。
そして、町内会≒自治会
幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、会社に、
大阪人として、日本人として、アジア民族として、
その中の一員として、帰属しています。
この事が、無意識の中に組み込まれ、
自分のアイデンティティとして持っています。
また、その一員として、評価もされ、守られていもいます。
昔、悪い事をした時、親からの説教の中で
「横井の家の恥じゃ」と言われました。
何時の間にやら、私達は帰属しているグループの代表でも在るのです。
どうも、この意識が薄れてきているように思います。
「旅の恥はかき捨て」って諺がありましたね。
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