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TKNブログ:心の答えを聴く
2015.10.13
3週間前の「施し」の続きになりそうですが、
カウンセリングを受けに来られる方は、初め「答え」を求めて来られます。
苦しみ、悲しみ、辛さ等、悩みから解放され
自分が楽になれる様に、自分らしくなり、幸せになれる様に、
アドバイス≒答えを求められます。
でも、変なものです。
「答え」を伝えれば、スッキリされ、明るくなられ、笑顔も戻ってきます。
しかしながら、そこで終わられます。
行動を起こさず、そのままの状態が繰り返されます。
私達は変なもので
人に答えを求めながら、答えを聞いても自分自身を変えようとは、
なかなか行動を起こし変えようとはしないものです。
相談を受け、アドバイスをした人から見れば「天邪鬼」に映っています。
それは、アドバイスをした人の答えで在って、
相談した人の「答え」では、ないからです。
人は納得しない限り、行動を起こさないのです。
時には、人のせいにして、相手が自分の思い道理に変わってくれる事を望みます。
悩みは自分の中で起きています。
自分の中に問題点があり、原因が在るのです。
だから、自分の仲に「解決法=答え」が在るのです。
自分で気付き、答えを導き出した時、
納得して、自分の行動を変えて行きます。
カウンセリングの場では、
クライエントの話を聴き、心のカラクリに気付き、
絡んだ糸を解いていきます。
その過程で聴こえてきた「心の声」を
クライエント自身が「心の答え」の声を聴けるように促していきます。
時には肯定的な「ダブルバインド」を使い、
クライエントが気付くように、勤めています。
人間ってやっかいなものですね。
素直に心の声を聴けば済むのに、
わざわざ、人に答えを聞いて、人生を変えようとしないのですからね。
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