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TKNブログ:表裏一体

基礎講座の中の一つに「森田療法」があります。

神経症の治療には打って付けで、

私も森田療法のテーマはとても好きです。

「症状を取り除くよりも

症状を持ったままでも、

生きて行ける強い人間を作る」

「肯定も否定もせず

あるがままの私を受け入れる」

 

どうしても私たちは「他人から診て良い処」だけを良しとします。

逆に「他人から診て悪い処」を悪いとします。

その結果、良い処だけの自分で生きて行こう。

その為には、悪い処を排除しようと、します。

 

それで良いのでしょうかね?

仮に悪い処を捨てて、良い処だけに出来たとしても、

やがて、その良い処の中から、「悪い処」が発生してきます。

いたちごっこです。

 

悪い処が在るからこそ、良い処が在るのです。

悪い処が無くなれば、良い処も無くなるのです。

「表裏一体」良い処と悪い処が在ってこそ、「ひとつ=私」なのです。

 

「神経質」と聴けば悪いイメージがあります。

でも、神経質が故に、細かい作業ができ、根気よくやり続けれます。

又、人のこころに対しても、きめ細やかです。

逆に「おおらかな人」と聴けば、良いイメージがあります。

でも、仕事は大雑把、雑です。

そして、人のこころの中に、ズケズケと入ってきます。

どちらが良いですかね!

 

総て、良い処と悪い処が在って「ひとつ」なのです。

 

無理して、「良い処」だけで生きようと思う事を、辞めませんか!

 

問題点に対して「ダメだし」して、自分を追い詰めても意味がありません。

苦しむだけです。苦しい間は何も出来ません。

特に「良い処」は他人から診ての私=他人に都合の良い私

「悪い処」も他人から診ての私=案外、本当の私

 

 

イチョウ_A02

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