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TKNブログ:表裏一体
2015.10.20
基礎講座の中の一つに「森田療法」があります。
神経症の治療には打って付けで、
私も森田療法のテーマはとても好きです。
「症状を取り除くよりも
症状を持ったままでも、
生きて行ける強い人間を作る」
「肯定も否定もせず
あるがままの私を受け入れる」
どうしても私たちは「他人から診て良い処」だけを良しとします。
逆に「他人から診て悪い処」を悪いとします。
その結果、良い処だけの自分で生きて行こう。
その為には、悪い処を排除しようと、します。
それで良いのでしょうかね?
仮に悪い処を捨てて、良い処だけに出来たとしても、
やがて、その良い処の中から、「悪い処」が発生してきます。
いたちごっこです。
悪い処が在るからこそ、良い処が在るのです。
悪い処が無くなれば、良い処も無くなるのです。
「表裏一体」良い処と悪い処が在ってこそ、「ひとつ=私」なのです。
「神経質」と聴けば悪いイメージがあります。
でも、神経質が故に、細かい作業ができ、根気よくやり続けれます。
又、人のこころに対しても、きめ細やかです。
逆に「おおらかな人」と聴けば、良いイメージがあります。
でも、仕事は大雑把、雑です。
そして、人のこころの中に、ズケズケと入ってきます。
どちらが良いですかね!
総て、良い処と悪い処が在って「ひとつ」なのです。
無理して、「良い処」だけで生きようと思う事を、辞めませんか!
問題点に対して「ダメだし」して、自分を追い詰めても意味がありません。
苦しむだけです。苦しい間は何も出来ません。
特に「良い処」は他人から診ての私=他人に都合の良い私
「悪い処」も他人から診ての私=案外、本当の私
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