「5リズム®とは?受けるとどうなるの?」の疑問にお答えします。
踊る瞑想、5リズムとは
私達は対人関係に於いて、
小さい時に刷り込まれた感情に、社会生活の中で強化をし、
「記憶のゴミ」として溜め込んでいます。
それらが滞った場所では痛みになったり、姿勢に現れたりし、
本来の「ありのままの私」ではいられない、
苦悩、鬱などを埋め込んだ「窮屈なカラダ」になっています。
5リズムでは、ダンスという手法を使い、
まず体からアプローチすることで、それらの記憶を緩めて行きます。
ゲシュタルト療法に裏付けられた方法では「ウエイブ」の考えにのっとり、
ダンスを踊りながら、それらを向かい合い、認めていくことで、
次のステップへと流れを変ていきます。
5リズムを続けるということは、
頭で考えていても始まらないことを「今ここ」を感じながら「行動に移す」という、
自立型の心理学的な練習だと思っています。
本当は、やればやるほど深いのですが、
それは机上で説明しても何の意味もなさないので、
実際に体に落とし込んで体験して行っていただこうと思います。
ウエイブのマップ ハートビート(感情のマップ)
フローイング 女性性 受け取る 恐怖
スタカート 男性性 表現する 怒り
カオス 統合 もがき吐き出す 悲しみ
リリカル 変容 軽くなる 喜び
スティルネス 静寂 完了 慈愛
私が5リズムにはまったきっかけ
5リズムを受けてのレポートです。
2009年のこと。
「通訳さんが急遽エサレンに来られなくなったので、
ダンス、音楽、演劇、ヨガがわかって、英語のできる人はいませんか?」
というメールがカリフォルニア中の日本人に回ってきました。
「英語以外ならわかる」と言う返事を出した時は、
あともう一週間しかないので、すぐに来てくれ、との返事をもらい、参加したのが、
ルシアとエレンの5リズムであり、その時初めてTKNの皆さんとお会いしました。
当時の私は、
脳出血による左半身付随の後遺症からそんなには回復しておらず、
自分が踊るなど、思ってもみなかったのですが
「通訳も踊りなさい」と言われ、
度重なる反抗をしたにもかかわらず
「ガンの人も、車椅子の人も踊るから大丈夫。
自分を信じて、自分のできる範囲で踊ればいい。
皆、ここは自分の問題のためにワークに来ているのだから、
踊らない人は通訳といえども、この部屋には入れない」
と言われ、渋々踊り始めたのですが、
「自分を信じて足を一歩出す」ということをした当時ハンディキャップだった私は、
脳出血後10年、初めて「ターン」が出来たのです。
その時、床にぶっ倒れましたが、
「踊りなど二度とすることもないし、未練もない」と思っていた私が、
ターンが出来たことに感動し、涙と鼻水でぐちゅぐちゅになりながら、
通訳もどきをやらせてもらいました。
そして、TKNのメンバーさんを見ていると、
動きが変わってくるごとに心が開いて、
一緒に笑ったり泣いたりしているうちに、
これはすごいメソッドだと実感し、
即座にルシアの元へ行き
「どうしたら先生になれるのか」
たった1日経験しただけで聞いている自分がいました。
痛いこと、辛いことは、それらを心や体の奥底にしまっていますが、
それをもう一度緩めて、
出してきて、それと向かい合い、
受け入れることでしか、次のステップに進めないんじゃないかと思います。
頭で考えることではない。
だから、私は5リズムを、自分の人生の練習として、
50を過ぎた今も、週に3回、やり続けているのです。
此れが、5リズム®を受けた方の生の感想です。
TKNでは、身体の回復は元より
「こころの修復」を目指し、カウンセリングとしての捉え方をしています。
「理論より体験」です。
実際に、体験する事により得る事の出来るものは
何より素晴らしいものになります。
「老若男女」「ダンスの上手い下手」「恥ずかしい」
「身体が不自由だから」何かは、関係ありません。
90歳過ぎの方も、車椅子の方も参加されています。
一歩踏み出す勇気です。