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所長のカウンセリングアドバイス:心のの思春期③

「蛻変:ぜいへん」

この言葉は、何回かブログに書きました。

「蛻変(ぜいへん)とは、蝶や蝉の卵が幼虫になり、

蛹(さなぎ)になり、羽化して成虫になっていく様を表す。」

と、意味はなります。

幼虫≒毛虫が蝶々に変わる時には、

さなぎの中で、ゼリー状になっています。

心臓などの臓器はそのままですが、

身体全体が蝶々に生まれ変わる為に、

もとの姿を捨てます。

その上で、新しい姿を手に入れます。

 

思春期もこれと同じようなものです。

子供の思考では世の中を生きて行け無いので、

自分自身の価値観や思考を、新たなものに創り上げていきます。

 

一旦、子供の着ぐるみを脱ぎ捨てます。

今まで信じていたものの裏切られ、

何を信じていけばいいのか、

理由のわからない期間です。

凄く、傷つきやく脆い期間です。

硬く、外圧から心身ともに守ってくれる「さなぎの殻」が必要となります。

守られた殻の安心の空間の中で、

新たな自分を創り上げていきます。

この殻こそが「親」です。

どんな事があっても、

新しく変わっていく私を信じて、

外圧から守ってくれるからこそ

子供は、安心して自分を創り上げていきます。

時には、「反抗期」という形で。

「これぞ私」を創り上げ、

殻を破り、

大空に羽ばたいていきます。

自分の未来を信じて!

 

その後、「さなぎの殻」は抜け殻となります。

もう蝶々となった子供にとって「殻≒親」は、必要ありません。

ふり返る必要もありません。

無用の長物です。

「こころの親離れ」です。

大いに羽ばたけばいいのです。

自分の力を信じて!

 

と、私は自分自身に言い聞かしています。

子供達の為に!

 

 

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