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所長のカウンセリングアドバイス:分かるだろう。分からない

コミュニケーション・トラブルのテーマです。

「分かるだろ。分からない」

カウンセリングの場でよく聴く言葉です。

「夫は何も私の事を分かってくれない!」と訴えられます。

その時に返します。

「旦那さんに、何を分かって欲しいのですか?」と聴くと、

「?」が返ってきます。

自分の何を分かって欲しいかを、

本人自身も分かっていない状態です。

これでは、どんなに理解力のある旦那さんでも無理です。

自分自身が何を分かって欲しいかを気づき、

伝えない限り、旦那さんは分かってくれる筈がありません。

相手が自分自分自身ならば、

どんな伝え方をしても理解できます。

しかし、相手は自分以外の他人なのです。

親子や夫婦と言えども。

相手が理解できるように伝えない限り、

「わがまま」としか、映らないのです。

相手が理解できてこそ、「伝わった」なのです。

日常生活や仕事でのコミュニケーションでも言える事です。

相手が理解できるように

「噛んで含んで」伝えてこそ

「分かった」なのです。

まして「気持」は、もっと難しいです。

言葉に表現できにくいものですから。

 

「分かるだろ。分からない」が原則です。

「阿吽の呼吸」など、滅多にありません。

しっかりと、相手が理解できるように伝えましょ!

特に、子供には!

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