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所長のカウンセリングアドバイス:分かるだろう。分からない
2016.12.13
コミュニケーション・トラブルのテーマです。
「分かるだろ。分からない」
カウンセリングの場でよく聴く言葉です。
「夫は何も私の事を分かってくれない!」と訴えられます。
その時に返します。
「旦那さんに、何を分かって欲しいのですか?」と聴くと、
「?」が返ってきます。
自分の何を分かって欲しいかを、
本人自身も分かっていない状態です。
これでは、どんなに理解力のある旦那さんでも無理です。
自分自身が何を分かって欲しいかを気づき、
伝えない限り、旦那さんは分かってくれる筈がありません。
相手が自分自分自身ならば、
どんな伝え方をしても理解できます。
しかし、相手は自分以外の他人なのです。
親子や夫婦と言えども。
相手が理解できるように伝えない限り、
「わがまま」としか、映らないのです。
相手が理解できてこそ、「伝わった」なのです。
日常生活や仕事でのコミュニケーションでも言える事です。
相手が理解できるように
「噛んで含んで」伝えてこそ
「分かった」なのです。
まして「気持」は、もっと難しいです。
言葉に表現できにくいものですから。
「分かるだろ。分からない」が原則です。
「阿吽の呼吸」など、滅多にありません。
しっかりと、相手が理解できるように伝えましょ!
特に、子供には!