所長のカウンセリングアドバイス:気づかない感情
「気づかない感情」
悩みを抱えている時、
今、起きている悩みに振り回されて苦しんでいます。
当然、その感情が表に出てきます。
カウンセリングの於いても、
この感情が重要視しますが
それよりも奥にある感情が
悩みを発生していることに気づいて場合が多くあります。
先日も「アクティブリスニング・トレーニング」で起きました。
「トレーニングが在るので、万全な状態で挑む予定が
2・3日前から風邪っぽくなり、薬を飲んで早く寝た。
以前から靴擦れのため足が痛くて
朝、出掛けしなに「サンダル」に変え様と下駄箱を探したが
中々見つからず、時間が過ぎてしまい
余裕を持って行動していたのに、
電車に乗り遅れそうになり
イライラしてしまった」と言う内容の話しを
気持ちを汲み「伝え返し」するトレーニングでした。
受講生は
朝の出来事でイライラしていることに
注視していました。
間違いは無いのですが、
それよりも、
「このトレーニングを受講するために、
体調管理もしながら準備をして
「意気込んでいた」のに
直前に風邪をひいてしまい、
その上、朝はサンダルを探す事でイライラして
出鼻を挫かれた。
折角の思い入れが、台無しだ」
この事が大事でした。
「折角の思い入れが、
台無しになって
イライラした」という思いを汲むことが大切でした。
悩みの同じです。
今起きている悩みは、過去のテーマを気づかせるために
起きている悩みです。
本人も気づいていない「感情」に
カウンセラーが気づき
クライエントへ「伝え返し」で
気づけるように導くことが大切です。
今、感じている感情を
脇起こしている本当の感情を知ることが大切です。
悩みの華を見て、摘むのではなく
悩みの華を咲かせている「根っこ」を
見つけ、摘み取ることが大切です。
悩みの華は、悩みの根っこを気づかせるための華です。
根っこの在処を教えてくれているのです。
華だけを摘んでしまったら、
根っこの在処が分らなくなります。
悩みの感情は、本当の感情を教えてくれる
ヒントです。