所長のカウンセリングアドバイス:守・破・離
約3年前に書き込んだブログです。
ロールプレイアカデミーや箱庭療法アカデミーを行なっていると、
どうも、基本が大切との思いから
形にはまってしまい、
身動きがとれなくなってしまい堂々巡りする者が出ます。
守りに入ってしまい、
新しい事にチャレンジ出来なくなってしまうことがあります。
これこそが「壁」です。
「新しい私」を創り出す
一歩が踏み出せないのです。
この殻を破ることが大切です。
その意味で、もう一度掲載しました。
「守・破・離」という言葉があります。
茶道・武道・芸術等に於ける師弟関係の在り方だそうです。
- 守:支援のもとに作業を遂行できる。
- 破:作業を分析し改善・改良できる。
- 離:新たな知識(技術)を開発できる
先ずは師匠に言われたこと、「型を守る」ところから修行が始まり、
その後、その型を自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより
「型を破る」。新しい型を創る。
自分自身と技についてよく理解して、
型から自由になり、
「型から離れ」て自在になることができる。
この事は、カウンセリングや人生に通じます。
初めは誰もカウンセリング・人生は出来ません。
先ずは、ファシリテーター(師匠)の指導受け、
そのテクニックをコピーし、使いこなせるように努めます。
ファシリテーター(師匠)と同じカウンセリングを使いこなしている状態です。
これが「守」ですね。
その後、その雛型を基にして、勉強し、工夫をして、自分のものに創り上げていきます。
これはもう元の学びコピーした型ではありません。
ファシリテーター(師匠)を指導の型をコピーして、「守」のカウンセリングから、
指導を受けなくても、カウンセリングが出来る状態です。
自分のカウンセリングとしての変化です。
これが「破」ですね。
やがて、
「破」のままでは、基本はファシリテーター(師匠)のカウンセリングです。
その型(基本型)に囚われて、抜け出せなくなります。
とても怖いものです。
出来上がっている型を、打ち破る事はとても勇気が要ります。
更なる、勉強、体験、失敗・成功体験から、
自分自身で創り上げる「オリジナルのカウンセリング」が出来上がります。
これが「離」ですね。
人生も同じです。
初めは「親と同一視」します。
親をコピーして、親と同じものになります。
「守」の状況です。
やがて、思春期を迎え、
親をベースに、新しい「自分」を創り出す時が来ます。
「自我同一視:アイデンティティ」:親離れの準備時期です。
「破」の状況です。
そして、
「自我同一視:アイデンティティ」を手に入れ、
「自分」の人生を創る上げていく時期に入ります。
結婚をして、家族を創る時期です。
「離」の状況ですね。
今私は、家族を持ち人生に於いては「離」で時期ですが、
カウンセリングに於いてはまだ「破」の時期かもしれません。
此れから「離」を迎える時期なのだと思います。
自分のオリジナルの形の「カウンセリング」を創り上げていく時期が来たと思っています。
それ故に今、次から次へと襲いかかる出来事は、
「離」への、試練だと思っています。
まだまだ、修行です。
必ず乗り越え「破」を実現します。
「特別カウンセリングサービス」カウンセリング専門日をもうけました。