所長のカウンセリングアドバイス:見て盗む☆
先日ワイドショーで
「仕事は技は目で盗むのか
それとも、教えても貰うのか?」が話題になっていました。
布団を仕立てる職人のコンテストがあったようです。
7年以上の職人さんを退けて
3年間、師匠から丁寧に指導を受けて
訓練をした人が優勝したそうです。
以前は、仕事や技は師匠や先輩の技を
目で、舌で、手などで、あらゆるものを盗め!と
言われてきました。
教わって、身につくものではない。
「自分肌で感じて、あぁだ、こうだと悩み失敗しながら
試行錯誤して自分のものにしなければ、
一人前にはならない。
自分のものにならない」でした。
そうやって修行を重ね職人さんになった人を抑えて
師匠から、一から十まで手取り足取り指導してもらい
「テクニック」や、「コツ」「要領」「見ても分からないような裏技」など
師匠が身につけた技まで丁寧に教えて貰った人が優勝した。
どちらが良いのでしょうね?
修行で身に付けなければならなければ、年数が掛かります。
でも、しっかり丁寧に指導を受けた方が短期間で修得できます。
今の時代は、丁寧な指導を受けて、早く一人前になることがベストかもしれません。
でも、これでは「マニュアル」と同じ事が言えます。
一応、一人前の職人には成れるかはしれませんが
創意工夫が出来ません。
オリジナルが創れません。
応用が利きません。
特に、材料・素材・天然素材は何時も同じではありません。
コンピュータで創った工業製品でも微妙に違います。
そのざいりょうの癖を見抜いて仕上げるには、
色々な失敗経験が、自分自身の力になります。
カウンセリングも同じで、理論やロールプレイで
カウンセリングを学んでも
一応のカウンセリングは出来ます。
でも、応用は利きません。
一人ひとりの人生は違うのです。
その一つ一つにあった、カウンセリングが必要です。
基礎をしっかり身に付け
いろんなチャレンジをして
失敗を繰り返し
そこから、身に付けたテクニックが
カウンセラーの力になります。