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所長のカウンセリングアドバイス:悪を通して悪を見る
2020.03.30
カウンセラーとしての必須テーマです。
如何に自分の中の悪を見るか!
つまり、カウンセラー自身の問題点、
欠点、
恥部、
汚点、
わだかまり、・・・等々を知り、認めているかです。
カウンセラーはクライエントの心の闇の部分に触れます。
闇の叫びを聴き受け止め
クライエントが自らが気付けるように
鏡の如く返します。
でも、その返しが
カウンセラー自身の「闇のフィルター」の通して返しているのです。
箱庭療法の講座の時
クライエント役の箱庭を観て
箱庭から聴こえる「こころの叫び」をフィードバックします。
クライエントの事を語ってはいるのですが
自分自身の「闇のフィルター」を通して
自分の「こころの叫び」を言っています。
クライエントの事を語っているのですが
自分の問題点をフィードバックしています。
これではカウンセラー自身が苦しくなるので
そこは見ない振りをしてしまいます。
しかしながら、
自分の中の欠点、わだかまり、恥部、汚点を知り
「これが私」と受け止めていれば
問題は起りません。
素直にクライエントの闇に関わることが出来ます。
悪(自分の闇・問題点)を通して悪を知るのです。