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所長のカウンセリングアドバイス:マスク・「シャドー」
2020.08.24
前回に続き、ユング心理学の「ペルソナ」の先にある「シャドー」です。
人から嫌われたくない思いから
善良なマスク「ペルソナ」を被ります。
例えるならば「弥勒菩薩」のような
優しく、慈悲の心を持っています。
自分自身にとっては、偽りのマスクです。
これに対して真逆の顔が「シャドー」です。
ある意味で、叫びのマスクでもあります。
例えるならば「夜叉」の顔かもしれません。
私は、そんな善良な人間じゃないのよ!
弱虫で
泣き虫で
怖がりで
卑怯者で
嘘つきで
汚く
裏切り者
辛いとき、苦しいとき、責任を取らなければならないときには
一番先に逃げ出したい
責任転換をしてしまう。
誰にも見せられない、最低な私が居るのよ。
こんな私は、絶対にバレてはいけない
禁断の私。
だって、これがバレたら
私で無くなってしまう。
そんな私は認められない。
親から嫌われては生きていけないから!
今まで頑張って
人に嫌われないように
「ペルソナ」を創り上げてきたのだから!
でも、これが私!
怒りを込め、悲しみを堪え
ペルソナの裏で、叫び続けています。
哀しみの私
苦しみの私
怒りの私
「こんな私を分かって!」
シャドーの仮面の下で
私は泣き続けて居るの!
「ねぇ!ペルソナの私もシャドーの私も私!
そのまんまの私を、肯定も否定もせず、丸ごと受け止めて!」
「般若」の面も、女性の「陰」の部分が怒りになり
産まれた化身の面とも言われますが、
「般若」の顔の奥で、
菩薩の私が、苦しみ恨み妬みから産まれた
哀しみの私居るの!
そんな私を分かって貰えない
悲しみのマスクをも言われています。
「般若」もシャドーマスクでもあります。
「特別カウンセリングサービス」カウンセリング専門日をもうけました。