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所長のカウンセリングアドバイス:エリクソンの発達心理学「チームワーク」
2020.11.23
エリクソンの発達心理学の8段階の成長の中に「生産性」が有ります。
ちょうど「小学生」の時期に当たります。
この時期まではみんな、どんぐりの背比べです。
男の子、女の子の区別もありません。
みんな一緒なのです。
でも、ここからは違います。
「個;自我」が形成されていきます。
私とあなたは違うのだと。
1年生はまだまだ未熟です。
ひとりでは何も出来ません。
6年生がフォローをして成長します。
これを順繰りにしていきます。
先輩が後輩の面倒見て、一人前にするのと同じ事をします。
先輩後輩との上下関係を学び
対人関係を修得します。
また、個人が成果を上げることには限界があります。
みんなが助け合い、協力する事により
より大きな成果を上げることを体験します。
個人の喜びから、グループの喜びに価値観が変わります。
クラス対抗競争などで成果を上げることにより
クラスでの大きな喜びを感じます。
このときに必要なのが「チームプレー」です。
ひとつの大きな目的のために
みんなが分業をし、各自の能力を出し合い
助け合いながら、クラスで勝ち取る喜びを実感します。
クラスみんなが力を合わせて手に入れた喜びの方が
個人の喜びより、大きなものになります。
「ミニ社会」です。
将来、社会に出て行ったときに
この経験が、大きな力になります。
この基礎になるのが
友達との遊びや、クラスやクラブ活動などのグループ活動により
育まれます。