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心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:となりの力・聴く力

カウンセラー育成スクール 大阪・難波 - TKN心理サロン_聴く

聴く

カウンセリングでは聴く事が必須です。

これが出来ないと、カウンセラー失格です。

英語では聴くはヒヤリングの一言で決まりますが

日本語の漢字の表現ではいろいろあります。

訊く:これは尋ねきくです。問い質しているだけですから、

話を訊いていません。

聞く:音を聞く等のように、ただ聞いているだけです。

これも話を聞いていません。

聴く:話を理解して、受け止めようとしています。

カウンセラーには求められる聴くです。

クライエントには、ただ聴くだけで心癒やされ、答えを自らが出します。

となりの力

先月までテレビドラマで「となりの力」が放映されていました。

仕事柄、滅多に見れることはないのですが

早く帰れたときに、見ていました。

主人公(松本潤)が、マンション住民の色々な問題に顔を突っ込み

問題解決に力を注ぎます。

今は、マンションの住民同士の付き合いはあまりありません。

隣の人が誰かも分からないのが普通の状況ですが

マンションの住民が助け合い、共に暮らしていこう頑張っていました。

昔で言う、向こう三軒両隣:隣組みたいなものです。

端から見れば、お節介しか見えない様なことでも、頑張ります。

お陰で、少しずつ連帯感が生まれ来るのですが

主人公は少しずつ疲弊していきます。

自分のやっていることは本当に必要なことなのか?

お節介なのではないのか?

最終回、問題を抱えた人の話を朝まで聴きました。

ただ、ひたすら聴いただけです。

何も言わず。

そして最後に、「また、お話を聴かせてください」と。

それだけで、問題を抱えていた人は、自らが答えを出しました。

正しくカウンセリングです。

答えは自分の中に

悩みの問題、原因は自分自身が対人関係の中で創り出したものです。

好かれたい

嫌われたくない・・・等々。

自分自身のテーマが悩み問題を創り出しているのですから

自分の中に、答えがあるのです。

その答えを出すお手伝いをするのが、カウンセラーです。

クライエントは、唯唯、聴いて欲しいのです。

この苦しみを聴いて欲しいのです。

この苦しい気持ちを分かって欲しいのです。

何も、意見を求めているのではありません。

悩みを話す事により、癒やされるのです。

先ずは、癒やされないと、解決には進めません。

カウンセラーには聴く力が必要です。

どれだけ深く、クライエントの叫びを聴き受け止められるかどうか!

カウンセラーの力量、深さが求められます。

心の深さを持っているカウンセラーが求められます。

カウンセラーは、ただじっと座ってクライエントの話を聴いている。

それだけで、カウンセリングは成立するのです。

今は亡き、河合隼雄先生クラスでしたら

クライエントの前に座り、話を聴くだけで

クライエントは、「ありがとうございます」といって帰るのです。

クライエントは、話を聴いて欲しいのです。

分かって貰えたという安心感から癒やされていきます。

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