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【心理カウンセラーになるために】第21回:カウンセリング・レーダー

カウンセラー育成スクール 大阪・難波 TKN心理サロン カウンセリングレーダー

聴く

カウンセラーはクライエントの心の叫びを水も漏らさず聴き受け止めなければなりません。クライエントの一挙手一投足から、顔の表情、言葉のイントネーション、息遣い・・・等々。もちろん、クライエントとが発信する言葉もしっかりと聴き受け止めなくてはなりません。折角、クライエントが分かって欲しいと叫んでいるのですから、聴き損じは出来ません。聴けなければ、信頼関係を築くことは出来ません。常に、クライエントとの真剣勝負です。

レーダー

カウンセラーはレーダです。常にアンテナを張りクライエントの心の叫びを受け止める事を目指します。クライエントは今悩んでいることを一杯語ってくれます。その言葉の端々に「キーワード」が隠されています。何気ない一言です。クライエントも気付いていません。でも、その一言に悩みの謎を解く鍵が隠されていることがあります。それを聴き逃せば意味がありません。その為に、レーダーを張り巡らしキーワードを補足して情報を集めます。情報が多いほど謎を解く材料に繋がります。

情報を繋ぐ

クライエントの心の叫びの情報を一杯集めますが、断片的な情報が集まるだけです。その情報を繋いでいかないと、なぞ解きに辿り着けませ。時には、不必要な情報もあります。レーダーに映る画像を見ても識別できなければ、役に立ちませ。必要なものと今回は不必要な物とを振り分けて、必要なものを繋いでいく作業を、カウンセリング中に行います。繋ぐことによって見つかったキーワードをクライエントにフィードバックすることにより、次のキーワードを引き出す作業を、繰り返し行っています。カウンセリングレーダーは、経験から育ちます。経験の浅いカウンセラーが聞えない声を、経験を重ねたカウンセラーは聴く事が出来ます。何気ない言葉を如何に繋ぐかは、常にカウンセリングレーダーを張り巡らし、情報をキャッチするかは経験による感性が必要です。感性を磨くことが重要です。

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