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【心理カウンセラーになるために】第24回:心の畑を耕す
2023.05.01
心の畑を耕す
カウンセリング中に、無意識の中でクライエントは色々な「悩みの芽≒信号」を発してくれます。その悩みの芽から辿っていき、心の中の叫びの声を聴きます。悩みの芽から吐き出される「心の声」を集めて、クライエントの分かって欲しい思いを聴き取ります。一ひとつの悩み芽は意味を持たないこともありますが、集まることによる関連性により、悩みの謎が解けていくのです。とても重要な作業です。カウンセラーの腕の見せ所でもあります。
心の畑を荒らすカウンセリング
処が、経験の浅いカウンセラーがカウンセリングを行なえば、心の畑を荒らしてしまう事があります。「悩みの芽」を引っこ抜いてしまうのです。悩みの芽だけを見てるだけで、その芽が繋がっている根っこに気付かず、答えと思って、引き抜いてしまうのです。これを繰り返し多くの悩みの芽を潰してしまい、畑を荒らしまくるのです。結果、カウンセリングが混乱し堂々巡りをして前に進まなくなります。クライエントともカウンセラーも苦しむ状態です。荒れ果てた「心の畑」だけが残るだけです。
耕し直す
カウンセリングのやり直しです。一度、荒れ果てた畑を取り除き、耕し治します。一旦、最初に戻り一から整理のし直しです。荒れ果てた畑に「悩みの芽」は出てきてくれません。悩みの芽が育ちやすいように畑を耕します。肥料もやり、水も蒔き、太陽の陽射しも必要です。悩みの芽が育ちやすい環境を整えるのです。肥料と水の部分が母性です!太陽の陽射しの部分が父性です!そして、しっかりとクライエントとの信頼関係を再構築して、悩みの芽をクライエント共に育てていくのです。今度は、しっかりと悩みの芽の声を聴く事です。