【心理カウンセラーになるために】第29回:コンビニカウンセリング・求められるカウンセラー②
コンビニカウンセリング
コンビニカウンセリングと聞けば、カウンセリングを馬鹿にしているのかと言われるかもしれません。でも、現実的に今、求められるカウンセリングです。生き惑う時代なのに、話を聴いてくれる、相談できる処がどれ程あるでしょうか?悩みを抱えたら「心療内科」「心クリニック」「カウンセリングルーム」「セラーピーサロン」・・・等々色々ありますが、街の中にどれ程ありますか?近年、増えてきたと言っても探さないと見つからないのが現状です。また、抵抗感もあります。でもコンビニは街角にあります。誰もが、気楽に立ち寄れます。必要とされています。目的を果たし。抵抗感もなく。その存在だけで安心できる処がコンビニです。そんな存在でありたいのが「コンビニカウンセリング」であり、「コンビニカウンセラー」です。
心理カウンセリング
心理カウンセリングは重要です。悩み苦しみ、自分らしく人生を生る事がでできず、諸症状が発症している人には、心理カウンセリングにより根本的な解決が必要です。先人達が築き上げた膨大な臨床データに基づき生まれた理論により、深層心理まで踏み込み、根本的な解決を目指すことは大切です。ただ、時間も掛かります。深い傷が原因の時は1年から2年、時には5年10年と掛かることがあります。クライエント本人に依る気付きが必要ですから。重傷になれば入院や投薬の治療を要します。心療内科医、公認心理士、臨床心理士の方々に心理カウンセリングを受けるべきです。
今、ある悩みの解決
今、ある悩みに対してはどうでしょう?カウンセリングには色々な悩みを抱えた人が来ます。子供が登校拒否で悩んでいる親御さん、恋人に振られて立ち直れない、浮気をされて悩んでいる奥さん、浮気をして悩んでいる旦那、仕事の壁にぶつかり苦しんでいる、上司にキツくあたられ出社拒否になりそう、友達が出来なくて悩んでいる、転職、進路等々、悩みは星の降るほど溢れています。でもこの様な悩みは医療機関等にいくべきでしょうか?今、ある悩みを解決したい人達に必要でしょうか?
そんな時こそ「コンビニカウンセリング」なのです。悩み苦しんでいる時に歩けは無理です。先ずその傷を癒やすべきです。ただ、傷が完治するまで待っていても時間が掛かります。傷が治り始め少しずつ歩けるよになれば、リハビリも兼ねて、歩きながら心を癒やしていく。傷は傷として捉えながら自分らしく強く生きていく事を目指すカウンセリングが求められている時代です。
コンビニカウンセリングと言っても、カウンセリングに対してしっかりと理論を知り実績を積んでいなければダメですよ。でなければ単なる「お節介じいさん、ばあさん」になってしまいます。クライエントが今、求めているものは何か?それを提供しながら、心の奥底で叫んでいる声を聴きながら、クライエント自身が歩いて行けるカウンセリングが大切です。
「安・近・短」安心が出来て、身近に有り、短期間で悩みから立ち直れるカウンセリング。それがコンビニカウンセリングです。