【心理カウンセラーになるために】第30回:I’m OK, I'm not OK
自分の弱さを認める
カウンセラーは如何に、自分の弱さを認めれるかです。弱さは欠点ではありません。ダメな部分ではないのです。自分自身がダメ出しをしている結果、ダメ出しをしているだけです。誰もが、弱い処を持っています。本当に強い人などいません。何処かしら、弱さを抱えています。カウンセラーはそれを認める勇気が必要なのです。カウンセラーを目指す貴方は、弱さを認める勇気がありますか?クライエントの前で見せることが出来ますか?これが出来ないとクライエントは、貴方を信用してくれません。心を開いてくれません。
I'm not OK
I'm not OK=自己否定です。頭では分かっていますが、心が腑に落ちない限り意味がありません。例として、自分自身の欠点、わだかまり、恥部・・・等を人前で堂々と言えるかどうかです。それを言えば、嫌われる、馬鹿にされる、見捨てられる等の思いから、知らないことも知らないと、と言えません。まして「NO」など。言えば拒絶されるからです。常に、他人に合わした人生、ビビった人生しか歩めません。自分らしい人生を送る事は出来ません。でも当たり前なのですよ。弱いところを持っているのが人間なのですから。その、欠点の自分自身を認める勇気がカウンセラーには必要なのです。
I'm OK
I'm OK=自己受容です。でも、100%は無理ですよ。ドジで、鈍間で、欠点が有り、臆病で、人からは好かれたいし、まして嫌われたくない、欠点、わだかまりがあり、恥ずかしいところがあるのが、今の私ですよ。と言うことを認められることが、I'm OK=自己受容です。完全でなければならないと思うこと自体が、I'm not OK=自己否定の上塗りになります。お釈迦さんでも在るまいし、目指す必要はないのです。如何に、ダメなところがある事を認める事が、I'm OK=自己受容です。クライエントにありのままの姿を見せることが、信頼関係にも繋がります。